The Hollywood Reporter(2022年11月9日付)は、『007/スカイフォール』劇場公開から10周年を記念し行った、脚本家ニール・パーヴィスとロバート・ウェイドとのインタビューを掲載しています。

ジュディ・デンチが演じるMの死は、元々『007/慰めの報酬』の中盤あたりで描く予定だったとのこと。ニューヨークで行われたサム・メンデス監督とダニエル・クレイグを交えた最初のミーティングでは、『007/スカイフォール』で彼女の死やその後をどう描くか、話し合ったそうです。

レイフ・ファインズの演じるマロリーの当初の役名は「Mallender」で、敵側の男の設定。

脚本家コンビは以前から悪役にハビエル・バルデムを考えていたそうで、ジンクスを主人公に据えた『007/ダイ・アナザー・デイ』のスピンオフでは、メイン・キャラクターをハビエルと名付け、彼の起用を想定していたそうです。また、『007/スカイフォール』の悪役名も、最初はシルヴァではなく、ハビエルにしていたとのこと。

「スカイフォール」は、ボンドの実家の名前として付けられ、その後に映画の題名としても採用。これは、田舎にいたロバート・ウェイドが窓の外に雪が降り積もる様子を眺めながら思いついたのだとか。

また、パーヴィスとウェイドの二人は、シリーズ第26作『Bond 26』にも参加するかどうか、プロデューサーから声がかかっておらず、まだ分からないとのことです。