The Telegraph(2023年2月25日付)によると、イアン・フレミング作の007小説が時流に乗って「アップデート」されるそうです。
イギリスのIan Fleming Publicationsは、フレミングの007小説第1作『007/カジノ・ロワイヤル』が1953年4月13日に初出版されてから70周年となる2023年4月13日に各007小説を再版予定。
再版本では、黒人を指す侮蔑的な表現が変えられるか削除されるとのこと。結果として、バーテンダーや執事など登場人物の人種・民族性の表記が消えて分からなくなる箇所がある模様。
一方、アジア人など他の人種や女性、同性愛者を見下すような表現については変更が見られないようです。
Ian Fleming Publicationsは『007/死ぬのは奴らだ』アメリカ版が生前フレミングの承認を得て人種に関わる表現が変更された前例に倣い、今回の再版でも再び見直しを行ったとのことです。