Variety(2023年3月2日付)は、『007/カジノ・ロワイヤル』と『007/慰めの報酬』でマティス役を演じたジャンカルロ・ジャンニーニとのインタビュー記事を掲載しています。

3月6日のハリウッド殿堂入りを控え、自身のキャリアを振り返ったジャンニーニ。

『007/カジノ・ロワイヤル』台本を初めて読んだ際は、マティス役がジェームズ・ボンドの味方のエージェントなのか、敵側なのかよく理解できなかったのだそう。

そこでプロデューサーのマイケル・G・ウィルソンやバーバラ・ブロッコリに尋ねると、「我々にも分からないが、もうすぐ分かる」と言われたとのこと。「ボンドの味方なら次回作にも出演してもらうし、敵側なら今作で死んでもらう」と説明されたそうです。

1週間後、マーティン・キャンベル監督へ尋ねると、やはり同様の答えが。その後、誰からも説明は受けなかったとのこと。

結局、「自分でもどちら側なのか分からないスパイ」の役を演じることに決めたジャンカルロ・ジャンニーニ。最後まで曖昧な状態が続いたようです。