Daily Mail(2023年3月7日付)によると、フィービー・ウォーラー=ブリッジは『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のエンディングに反対だったようです。

フィービー・ウォーラー=ブリッジはロンドンのTheatre Royal Haymarketで2月23日に開催されたイベント「Masterclass」に参加、学生を相手に自身の仕事を語りました。

この場で、ウォーラー=ブリッジはダニエル・クレイグの要請を受けて修正作業に参加した『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の脚本についても説明。

同作にはリサーチ不足の状態で参加した為か、初期に出した自分の素晴らしいと考えるアイディアなどがプロデューサーから却下された旨を明かしました。

彼女が当初描いたボンド像は、ややゲイ風で、ミソジニストっぽいものだったのだそうで、ダニエル・クレイグの方が誰よりもボンドというキャラクターを理解していた、とコメント。

また、ウォーラー=ブリッジは台本を渡され読んでいるうちに結末のボンドの運命を初めて知り、腹が立ったのだそう。自分の出したアイディアではないにもかかわらず、脚本家としてクレジットされれば、自分が観客から非難される立場になると思った、とも語っています。

ウォーラー=ブリッジは、他人の仕事から学びを得るのは楽しいとし、自分の007映画用に勉強になった旨も発言。次回作『Bond 26』続投への意欲を滲ませたように伺えます。

『Bond 26』スタッフに関する公式発表は何もありませんが、プロデューサーがフィービー・ウォーラー=ブリッジを高く評価し、彼女の続投を望んでいる旨の報道が2019年になされています。