英旅行会社Black Tomatoは2023年3月30日、007映画をテーマにしたプライベート・ツアーの詳細内容を公開しました。

007シリーズ60周年を記念し企画されたもので、007映画の制作会社イオン・プロダクションがバックアップ。

「The Assignment」と題された007映画のロケ地を巡るヨーロッパ・ツアーは2023年3月から10月にかけて催行。ツアー期間は12泊で、価格は1名あたり60,000ポンド(2名で参加の場合)。ツアーの催行回数は60回限定。

旅行費用の支払い後には、グローブ・トロッターによるこのツアー特製のアタッシェ・ケース(60個限定)が進呈されます。

ツアーの旅程は以下の通りです。

1日目(ロンドン)
レンジローバーによる出迎えで宿泊先ホテルのコリンシア・ロンドンへ。『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』でシガー・ガールが操縦したボートと同じ機種「Superhawk 34」に乗船し、テムズ川をクルーズ。007映画のロケーション・マネージャーが同乗。クルーズ後はボランジェで乾杯。

2日目(ロンドン)
ショーファーによる迎えで『007/スペクター』の舞台となったロンドン最古のレストラン「Rules」にて昼食。午後はセント・ジェームズ地区でジェームズ・ボンド風のファッションに触れ、ミクソロジストからカクテルの作り方を学ぶ。

3日目(ロンドン)
007映画5作で活躍しているスタント・コーディネーター、リー・モリソン指導によるスタント講習会に参加。格闘・落下の方法を学ぶ。夕方からアストンマーティンDB5またはレンジローバーに乗車し、『007/スカイフォール』ロケ地のホワイトホール、エンバンクメント、グリーンパーク、ハイドパーク・コーナーを巡る。夜は『007/ドクター・ノオ』のカジノの舞台ともなったメイフェアのクラブ「Les Ambassadeurs」でバカラ講習会に参加。ディナーは同クラブのレストランにて。

4日目(パリ)
ロンドンでユーロスターに乗車しパリへ。滞在先は「Hôtel de Crillon」。プライベート・カーで一般には非公開のボランジェ・エステイトへ。夜は『007/美しき獲物たち』でボンドが食事したエッフェル塔のレストラン「Le Jules Verne」へ。同レストラン・シーンに登場したバタフライ・ガール、キャロル・アシュビーがディナーに同伴可。

5日目(パリ)
『007/美しき獲物たち』でボンドが訪問したシャンティイ城へ。乗馬や馬車を体験し、「Auberge du Jeu de Paume」にて食事。大厩舎を探求。

6日目(モナコ)
飛行機でニースへ。ニース空港到着後はヘリに乗り替えてモナコへ。宿泊先は「Hotel Metropole Monte-Carlo」。

7日目(モナコ)
プライベートのヨットに乗船し、コートダジュールをクルーズ。ランチは「La Réserve de la Mala」にて。モンテカルロへ戻り、夜はカジノ・ド・モンテカルロ(グラン・カジノ)でプレイ。400ユーロのチップ付き。オプションにより、『007/カジノ・ロワイヤル』ディーラー役で王作のテキサス・ホールデムのコンサルタントを務めたアンドレアス・ダニエルが参加可。

8日目(イタリア・コモ湖)
アストンマーティンV8ヴァンテージでトラベル。滞在先は「Passalaqua」。

9日目(イタリア・コモ湖)
コモ湖を水上飛行機で遊覧。降機後は水上スキーのレッスン。『007/カジノ・ロワイヤル』でボンドが名乗るシーンが撮影された「Villa la Gaeta」の外観を見学し、ボンドが療養していた「Villa del Balbianello」を訪問。

10日目(イタリア・ベネチア)
プライベート・ボートで滞在先のHotel Ciprianiへ(『007/カジノ・ロワイヤル』撮影場所)。『007/ムーンレイカー』でボンドとチャンが格闘したTorre dell’Orologioを見学。

11日目(イタリア・ベネチア)
『007/カジノ・ロワイヤル』でボンドがヴェスパーを追いかけた場所を辿る。夕方には『007/ロシアより愛をこめて』のボンドのようにゴンドラに乗船。「Museo del Vetro」を訪問し『007/ムーンレイカー』でコピー品が使われた「Coppa Barovier」を見学。夜はムラーノ島で夕食。

12日目(イタリア・ベネチア)
『007/カジノ・ロワイヤル』風の帆船でベネチアをクルーズ。夕食は007映画アーカイブ・エキスパートら監修のプライベート・メニューをHotel Ciprianiにて。

以上の12泊コース「The Assignment」とは別に5泊15,000ポンドから参加できるビスポーク・スタイルのツアーも用意。この場合は「The Assignment」では用意されていない体験の選択も可能となる模様。

例えば『007/スペクター』ロケ地のオーストリア・ソルデンの訪問が可能。同地では007展覧会「007 Elements」を見学し、撮影地「ice Q」で食事。特殊効果担当クリス・コーボールドの参加も可能となっています。

また、パリのオメガでのブランド・アンバサダーによる同ブランドの紹介や、オメガの歴史と007との関係を熟知したスタッフによる解説も。

この他、ロンドンでは、『007/スカイフォール』から『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』までの3作でカクテル監修を担当したエリック・ロリンツによる007ドリンクの講義や、007映画のガジェット担当者やイオン・プロのアーカイブ担当者らによるガジェット解説も受けられます。