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次期ボンド役にリチャード・マッデンの噂

The Mail On Sunday(2018年10月14日付)は、英国俳優リチャード・マッデンが次期ジェームズ・ボンド役をもうすぐ掴みそうだと伝えています。

リチャード・マッデンはBBCのシリーズ『Bodyguard』(『ボディガード ー守るべきものー』の邦題でNetflixが配信)に要人警護官役で出演。イギリスで2018年8月に放映が始まると、マッデンはジェームズ・ボンド役にふさわしいとの視聴者の声が高まっていました。

同紙(Daily Mail日曜版)が得た情報では、マッデンはボンド役候補者リストのトップに位置し、プロデューサーのバーバラ・ブロッコリがオファーの準備を進めている、とのことです。

この記事の信憑性は不明ですが、映画やテレビに出演し人気を博した英国俳優がボンド役候補者として騒がれるのはしばしば見られる現象。『007/カジノ・ロワイヤル』でのボンド役候補者数は2百人とプロデューサーが明かしており、マッデンが候補者リストに載っていても不思議ではありませんが、『Bond 25』の撮影もまだ始まっていない現段階でオファーの入る可能性は極めて低いと推測されます。

ウルスラ・アンドレス 「私は今でもボンド・ガール」

The Sunday Post(2018年10月13日付)は、ボンド・ガールのウルスラ・アンドレスとのインタビューを掲載しています。

007シリーズ第1作『007/ドクター・ノオ』(1962)に出演、ジャマイカのビーチに登場したアンドレスの白のビキニ姿は当時、世界的なセンセーションを巻き起こしました。

このビキニが人生を完全に変えたと語るアンドレス。『007/ドクター・ノオ』の後は映画のオファーが次々と舞い込んだそうで、1967年にはコメディ版の『007/カジノ・ロワイヤル』にもヴェスパー・リンド役で出演。

ドイツ人の両親の元、スイスで生まれ育ったアンドレスは、フランス語、ドイツ語、イタリア語を話せるそうですが、英語はかなり後になって学んだのだとか。

その為か、『007/ドクター・ノオ』では彼女の声は吹き替えられることに。その悔しさをバネに英語の勉強を励み、後の映画出演に役立てたのだそう。

女優の道を進むきっかけは、アルバイトをしていたローマで開かれたパーティー。映画プロデューサーと知り合い、オーディションに誘われたのが始まりだったようです。

現在、82歳のウルスラ・アンドレスはスイス在住。今だに時折オファーが入るそうですが、芸術活動に力を入れているのだそう。写真も好きで、彼女の作品はこれまでに何度か雑誌に掲載されているとのこと。

充実した人生で毎日が楽しいと話すアンドレス。『007/ドクター・ノオ』のことは今でも話題になるとのことで、「自分は今もボンド・ガール」だと語っています。

エヴァ・グリーン ハーヴェイ・ワインスタインと監督達を語る

Evening Standard(2018年10月13日付)は、『007/カジノ・ロワイヤル』のボンド・ガール、エヴァ・グリーンとのインタビューを掲載しています。

フランス出身のエヴァ・グリーンはロンドン在住13年。生まれ故郷のパリよりもロンドンは住み心地が良いようです。

グリーンは映画『ドリーマーズ』で大胆なフル・ヌードを惜しみなく披露していますが、その撮影は順調だったらしく、監督のベルナルド・ベルトルッチは父親のようで良い人だったと回想。

しかし、過激なシーンが用意された『アンチクライスト』ではラース・フォン・トリアー監督と衝突したのだそう。自分はマゾっぽいと認め、リスクは恐れないと語るグリーンですが、台本に書かれた性的なシーンについての質問を監督に投げ掛けると、怒り出したとのこと。最終的にグリーンの役は、シャルロット・ゲンズブールが演じました。

ロマン・ポランスキーの監督作品『告白小説、その結末』については、「良い映画じゃない」と率直に告白。ポランスキーは特にフランスで評価が高く、神のような存在だとし、熟慮せずにオファーを引き受けたのだとか。

昨年、グリーンが過去にハーヴェイ・ワインスタインからセクハラを受けていたことを、彼女の母親が代弁していましたが、今回は自身が言及。ワインスタインは架空のプロジェクトをでっち上げ、役をオファーする見返りとしてグリーンに性的関係を迫っていたそうです。周囲の多くがこの被害に見て見ぬ振りをしたとし、グリーンは憤慨。

年を重ねつつ数々の経験を得たエヴァ・グリーン。権力を悪用する監督やプロデューサーにはもう我慢できないと語っています。

グリーンの次の仕事は、19世紀のニュージーランドが舞台となるBBCドラマ・シリーズ『The Luminaries』。11月から撮影開始とのことです。

レイフ・ファインズ 2018年東京国際映画祭に参加へ

英国俳優レイフ・ファインズが第31回東京国際映画祭に参加する予定です。

ファインズが出演し監督も手がけた映画『The White Crow』(ホワイト・クロウ)の上映イベントに合わせるもので、その日時は2018年10月27日(土)の20時40分から。Q&Aが予定されており、会場はEXシアター六本木。映画祭公式サイトでチケットが発売されています(本記事執筆時点で「残りわずか」)。

同作はバレエ・ダンサー、ルドルフ・ヌレエフの伝記映画で1950年代のソ連が舞台。主な出演者はオレグ・イヴェンコ、アデル・エグザルホプロス、ラファエル・ペルソナ。ファインズは過去にロシア映画への出演でロシア語を身につけたらしく、同国への造詣が深いようです。

レイフ・ファインズは『007/スカイフォール』(2012)と『007/スペクター』(2015)でMI6のトップ、「M」を演じましたが、2020年公開予定の次回作『Bond 25』に出演するかは不明。東京のQ&Aでその質疑があるのかもしれません。

なお、ファインズは『キングスマン』シリーズ第3作への出演が決定している模様です。

『Bond 25』北米配給会社がユニバーサルへ変更の可能性?

Deadline(2018年10月10日付)によると、『Bond 25』の北米配給会社がユニバーサルへ変わる可能性がハリウッドで取り沙汰されているようです。

映画007シリーズ次回作『Bond 25』の配給会社は、北米がMGM、海外はユニバーサル・ピクチャーズ。MGMは長期に渡って配給部門を閉鎖した状態が続いたため、北米配給の実務は新興スタジオのアンナプルナ・ピクチャーズに委託する契約を結んでおり、『Bond 25』におけるMGMは名目上の配給会社です。

今、問題となっているのは、アンナプルナの経営状況。

同社はミーガン・エリソンが2011年に創立。『ゼロ・ダーク・サーティ』『her/世界でひとつの彼女』『アメリカン・ハッスル』など、アカデミー賞レースを賑わす話題作を次々と投入し、インディペンデントの映画製作会社として破竹の勢いを見せてきました。2017年には自社配給も開始。早くもその数ヶ月後にMGMとのジョイント・ベンチャーを発表、MGM作品の受託配給を2018年3月から開始しています。

しかし、大ヒットが見込めないアート系映画に惜しみなく資金を注ぐミーガンの情熱も災いしたらしく、自社配給を始めてからの作品に約2億ドルの製作費を使ったものの、北米興収は5作合算で4千万ドル未満と、苦戦を強いられている様子です。

さらに、2018年10月に入って、アンナプルナは計画中だったジェニファー・ロペス主演映画と、ニコール・キッドマン出演映画の製作を突如放棄したことが明らかに。また、2018年だけでアンナプルナの社長やCFO、先日も映画部門トップなど、鍵となる人材が短期間に次々と同社を去っており、同社の経営は困難な事態に直面していると言えそうです。

救いはミーガンの父で世界的大富豪のラリー・エリソン。父からは経営上のアドバイスや資金注入も受けている模様。今後はMGM映画の配給も業績向上に寄与すると見られているようです。

しかし、アンナプルナの経営が更に悪化した場合、『Bond 25』の海外配給を任されているユニバーサルがアンナプルナに取って代わり、北米配給も担う可能性が囁かれているようです。

ダニエル・クレイグ4作を世界配給したソニー・ピクチャーズは共同製作会社として出資も行いましたが、アンナプルナは製作には関与しておらず、ここでMGMが北米配給を他社に乗り換えたとしても、ダメージは比較的小さいかもしれません。

そもそも、ブロックバスター作品を扱ったことがなく、配給会社として経験の浅い、アート系志向の強いアンナプルナに、007映画の配給を委託したMGM経営陣の判断には疑問を抱かざるを得ません。MGMは、007映画を実績と安定感のある競合他社に配給させるよりも、自社ブランドで公開することを優先させ、融通の利くアンナプルナを『Bond 25』1作限りのパートナーとして選んだ可能性も考えられます。

イオン・プロダクション 映画学校をロンドンで設立

映画007シリーズ制作会社として知られるイオン・プロダクションは2018年10月10日、映画テレビ学校「London Screen Academy」の設立を発表しました。

ロンドンのイズリントンで2019年9月に開校する学費無料のこの学校は、16歳から19歳が対象。映画やテレビ業界で働く際に必要なスキルと知識を、教師や実際に現場で働くスタッフから学びます。分野は、監督・脚本、予算マネジメント、小道具、コスチューム・メイクアップ、撮影・照明・音声、VFX、編集、宣伝・配給など多岐に渡ります。2年間のコース修了後はそのまま業界の仕事に就いたり、大学進学への道も開くことに。

同校創設者は、イオン・プロダクションのマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリの他に、ワーキング・タイトルのティム・ビーヴァンとエリック・フェルナー、ヘイデイ・フィルムズのデヴィッド・ヘイマンなど。

創設の背景としては、活況を呈するイギリスの映画・テレビ業界の人材不足があるようです。

ダニー・ボイル 『Bond 25』監督辞任について「喜んで語りたい」

ダニー・ボイルは2018年10月5日、8月の『Bond 25』監督辞任発表以降、初めて複数のメディアの前に姿を見せました。

ボイルはイギリス・ケント州フォークストーンのビーチで「Pages of the Sea」計画を発表。これは第一次世界大戦の休戦から100周年となる2018年11月11日に催される戦没者追悼記念行事の一環。当日はイギリス各地のビーチに住民が集結、砂の上にサンド・ペインティングで戦没者を描き、波で消え去る様を見守り最後の別れを告げます。

『Bond 25』辞任によってこの計画の準備に余裕が生じたかとの問いには「確かに助かった」とコメント。ボイルは『Bond 25』監督辞任が発表される前から、記念行事に参加する予定のあることが報道されていました。

また、『Bond 25』で具体的に何が起きたのかと尋ねた記者に対し、ボイルは「ボンドのことは喜んで話がしたい」としながらも「今日は適切ではない」と返答。今はフィクションのヒーローでなく、本当のヒーローを称える行事について語りたい旨を話しました。

いずれは、ダニー・ボイルが監督辞任劇を自身の言葉で語ってくれる日が来そうです。


参照:
iNews
Independent.ie (AP)
Channel 4 News

バーバラ・ブロッコリ 女性ボンドを否定

The Guardian(2018年10月5日付)は、007映画プロデューサーを務めるバーバラ・ブロッコリとのインタビューを掲載しています。

ブロッコリは、女性がジェームズ・ボンドを演じる可能性を問われると「ボンドは男性のキャラクター。男性として書かれているので、おそらく今後も男性のままでしょう」と返答。また、「男性のキャラクターを女性に変える必要はない」ともコメント。一方で、新たな女性のキャラクターを生み出すことには積極的な姿勢のようです。

また、ジェームズ・ボンドのDNAに刻まれた特徴には、原作が出来た1950年代からずっと変わらないものがあるとしながら、クレイグ=ボンド作品では女性の描かれ方がより現代風になっている旨を語りました。

『007/ダイ・アナザー・デイ』(2002)でボンド・ガールを演じたロザムンド・パイクが、バーバラ・ブロッコリを「MeToo」の先駆者だったと評したことに質問者が触れると、父親のアルバート・R・ブロッコリや兄マイケル・G・ウィルソンの手厚いサポートがあり、自分の好きにさせてもらうことが出来たと前置きし、女優が嫌な思いをしない環境づくりを心掛けている、と語っています。

また、ブロッコリは珍しくアメリカ政治の話題にもコメント。米連邦最高裁判事候補が性的暴行疑惑を持たれ、被害女性が上院で証言、これをトランプ大統領が嘲笑した件について、「非常に腹立たしい」と一刀両断。大統領ともあろう人が被害者をからかうとは最低だ、と厳しく批判しました。

同紙は、ブロッコリがプロデュースに関わった直近3作品は、『Nancy』がクリスティーナ・チョー、『Trauma is a Time Machine』はブロッコリの娘、アンジェリカ・ゾロ、『The Rhythm Section』はリード・モラーノと、すべて女性が監督を務めていることに触れ、『Bond 25』の次の007映画『Bond 26』に、女性の監督か脚本家を雇う考えはないかと質問。これに対しブロッコリは「ええ、もちろん」と返答。女性プロデューサーとしてぜひ取り組みたい旨の考えを示しています。

007シリーズでは、女性の脚本家はこれまでに一人だけ。女性監督はまだ登場していません。

アストンマーティン車が『Bond 25』に登場へ

アストンマーティンが007シリーズ次回作『Bond 25』に登場するようです。

アストンマーティン・ラゴンダ社は2018年10月3日、ロンドン証券取引所に初上場。これを受けて同社のアンディ・パーマーCEOはCNNとのインタビューに応じました。

ロータスが『Bond 25』のボンド・カーとなる可能性を伝えた報道に関して感想を尋ねられたパーマーCEOは、「アストンマーティンが007映画次回作と協力することに間違いありません」と返答。『Bond 25』で再びアストンマーティンがボンド・カーになることを事実上認めました。

同社は2016年のDB11を皮切りとし、7年間でニュー・モデル7種をリリースする計画を進行中。しかし、ジェームズ・ボンドがどんなモデルに乗ることになるのか、まだわかっていません。

『Bond 25』でジェームズ・ボンドがアストンマーティンを運転すれば、クレイグ=ボンドでは連続5作目に。歴代ボンドの中ではダニエル・クレイグが最も多くアストンに乗る俳優です。なお、アストンマーティンの運転シーンが見られる作品数は俳優別に、ショーン・コネリーが2作、ジョージ・レーゼンビーが1作、ロジャー・ムーアはゼロ、ティモシー・ダルトンは1作、ピアース・ブロスナン3作となっています。

『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』が英国で公開に

スパイ・コメディ映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』が2018年10月5日からイギリスで公開されます。同作は『ジョニー・イングリッシュ』シリーズの第3弾。

主演のジョニー・イングリッシュ役には、『ネバーセイ・ネバーアゲイン』(1983)で映画デビューを果たしたローワン・アトキンソンが前2作から続投。『007/慰めの報酬』(2008)のボンド・ガール、オルガ・キュリレンコがロシアのスパイ役で共演しています。

そのキュリレンコはMetro(10月3日付)とのインタビューで、007のパロディ作品出演には魅力を感じた、とコメント。台本を読むと、まるで2度目のボンド・ガール役が回ってきたような気がしたそうです。

『ジョニー・イングリッシュ』は007シリーズのパロディ要素を多分に含む映画シリーズ。第1作の脚本は、007シリーズ常連のニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドが手がけ、第2作『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』(2011)には『007/ダイ・アナザー・デイ』(2002)のボンド・ガール、ロザムンド・パイクが出演しました。

最新作『アナログの逆襲』は日本で東宝東和が配給、11月9日のロードショー予定です。