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『Bond 25』の仮題は『Shatterhand』?

BBC(2019年2月22日付)は、007シリーズ次回作『Bond 25』の仮題を『Shatterhand』と伝えています。

Shatterhandとはスペクター首領ブロフェルドの変名。イアン・フレミング原作『007は二度死ぬ』では、エルンスト・スタヴロ・ブロフェルドが日本にガントラム・シャターハント博士として潜伏。妻の仇を討とうとするジェームズ・ボンドと死闘を繰り広げます。

BBCが情報元として挙げているのは、ハリウッドの制作情報を業界向けに提供しているProduction Weekly。その最新版リスト(有料)では、『Bond 25』の仮題を『Shatterhand』と記述。パインウッド・スタジオで4月6日撮影開始とも書かれているようです。

イギリスでは数日前から様々なメディアによる同様の報道が見られますが、いずれも同じ情報源のようです。

なお、英タブロイド紙のThe Mirrorは『Shatterhand』が仮題と、他メディアに先駆けて2017年7月に報道。その記事では、同作のベースはレイモンド・ベンソン著の007小説『Never Dream of Dying』だと紹介。ベンソンの発言として、映画『007は二度死ぬ』や『女王陛下の007』からのインスピレーションを受けている旨も伝えていましたが、当人は発言自体をしていないと完全否定。記事内容全体の信憑性が疑われ、仮題情報も注目を集めていませんでした。

前述のProduction Weeklyが『Shatterhand』の情報を初めて発信したのは、The Mirror記事より後の2018年6月。同サイトは一般には入手困難と思われる業界情報を扱っており、制作関係者から仮題情報を入手したのかもしれませんが、The Mirrorの報道を採り入れた可能性も。当サイトでは、Production Weeklyの情報入手経路について、昨年から問い合わせを入れていますが、今のところ返答はありません。

しかし、『Shatterhand』はあくまでも“仮題”とされており、これが仮に事実だとしても、最終的な正式タイトルは別になる可能性が十分に考えられます。

『007/スペクター』のタイトル発表前には、制作側がメディアを撹乱させる作戦を実施。偽タイトルを意図的に発信していたことが明らかになっています。

ノルウェー・ニッテダルで『Bond 25』の撮影準備中か

ノルウェー紙VG(2019年2月22日付)によると、映画007シリーズ次回作『Bond 25』の撮影が、同国ニッテダル市で行われるかもしれません。

首都オスロの北に位置するニッテダル市ハカダルの、Langvann湖畔では、現在コテージが建設中。その周辺には、約100台分の駐車スペースが確保されているそうです。

地元では、これが『Bond 25』のセットではないかと噂になっている模様。

建設現場では映画制作会社の関係者が目撃されており、同紙ではインタビューを試みたものの、守秘義務を理由にコメントは得られなかったようです。

『Bond 25』 ルピタ・ニョンゴに出演依頼

Daily Mail Online(2019年2月22日付)によると、007シリーズ次回作『Bond 25』にルピタ・ニョンゴが出演するかもしれません。

プロデューサーのバーバラ・ブロッコリやキャリー・ジョージ・フクナガ監督は、オスカー女優のルピタ・ニョンゴに対し、『Bond 25』に出演してくれるよう、せがんでいるとのこと。しかし、現時点でニョンゴの出演は決まっていないのだそう。

先日、ボンド・ガール候補としてエマ・ストーンの名が報道されていましたが、これについては関係者が否定した模様です。

今の所、ダニエル・クレイグの他に出演が確実視されているのは、『007/スペクター』にも登場したレア・セドゥ、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ベン・ウィショー。特にハリスの演じるマネーペニーの役割が、より重要になるかもしれないとのこと。

また、ニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドの脚本修正を任されたスコット・Z・バーンズについては、まだ作業の途中とのことです。


2/22追記:マネーペニーの記述を加えました。

ダニエル・クレイグ 映画『The Creed of Violence』に出演へ

Collider(2019年2月20日付)によると、ダニエル・クレイグが、インディペンデント映画『The Creed of Violence』に出演するそうです。

ボンド俳優のクレイグは今春、彼にとってのシリーズ最終出演作とみられる『Bond 25』の撮影に入る予定。同作公開時の2020年春に『The Creed of Violence』の撮影が始まるようです。

『The Creed of Violence』(『暴力の教義』)原作はボストン・テラン。監督はトッド・フィールド。1910年のメキシコ革命を背景に、クレイグの演じる殺し屋ロウボーンと政府のエージェントが密輸網を潰そうと、テキサスからメキシコへ向かいます。

主演クレイグ以外の配役については、現時点で未定の模様。

なおクレイグは、『Bond 25』へのボンド役続投を公表する前、トッド・フィールドが監督・脚本を務めるテレビ・シリーズ『Purity』への出演を決めていましたが、同作の企画は撮影前に中断しています。

『Bond 25』脚本修正にスコット・Z・バーンズ 撮影開始が延期か

The Playlist(2019年2月16日付)は、映画007シリーズ次回作『Bond 25』の脚本に纏わる興味深い話を伝えています。

先日、『Bond 25』公開日は2020年2月から同年4月へ変更と公式発表されましたが、実は撮影開始日も当初予定の2019年3月4日から4月に延期となるそうです。この背景には脚本の問題がある模様。

『Bond 25』脚本に関わった人物としてこれまで伝えられているのは、ジョン・ローガン、ニール・パーヴィス&ロバート・ウェイド、ダニー・ボイルとジョン・ホッジ、キャリー・ジョージ・フクナガ、ポール・ハギス。

ローガンは2012年の時点で2部作構想の『Bond 24』と『Bond 25』の脚本作成に入っていることをMGM会長が明かしていました。しかし2部作構想は破棄され、ローガンも離脱。仕切り直しでニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドが参加。この時点で監督は未就任でしたがボイルに決定すると、ジョン・ホッジへバトンタッチ。ボイルとホッジが降板すると、パーヴィス&ウェイドが呼び戻され、その後に脚本家としても知られるフクナガが新監督に就任し修正に参加していたようです。

ボイル降板後に加わったとされるハギスのリライトについてThe Playlistは、使われた形跡は見られないとしています。

また同サイトは、最新版脚本のエンディングを聞かされたのだそう。この内容をふまえると、ダニー・ボイル監督がボンドを死なせようとし、ダニエル・クレイグと衝突したとされる噂にはある程度の信憑性がある、としています。

なお、最初にボンドの生死をめぐるトラブルを報じたThe Sunの記事では、ボンドを殺そうとしているのがクレイグで、ボイルがこれに反対したことになっていました。いずれにしても、ボンドの最期を何らかの形で描くエンディングが、フクナガ監督就任後も残っていたことになります。

最終的に、脚本修正に呼ぼれたのは、スコット・Z・バーンズ。『ボーン・アルティメイタム』や、複数のスティーヴン・ソダーバーグ監督作品などを担当し、監督やプロデューサーとしても活躍しています。ハリウッドでトラブルが生じた際、真っ先に救援を頼み込む相手がバーンズとのことで、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『オーシャンズ12』などもリライトしたそうです。

イオン・プロ側は、過去作でもスコット・Z・バーンズを口説いていたそうですが、スケジュールが合わなかったとのこと。『Bond 25』でも数ヶ月に渡ってバーンズと交渉していたようで、サンダンス映画祭が終わり彼のスケジュールが空いた最近になってようやく参加が決まった模様。バーンズは現在ロンドンに滞在、少なくとも4週間をかけて『Bond 25』の脚本修正に取り掛かる、とのことです。


2/17追記:スコット・Z・バーンズは全面的な見直しを任されている模様で、これまでのバージョンとはかなり異なる脚本に仕上がる可能性があるようです。

『Bond 25』公開日が2020年4月8日に変更

映画007シリーズ公式サイトは2019年2月15日、次回作『Bond 25』の公開日が2020年4月8日に変更された、と発表しました。

今回の公開日変更は2回目。

当初の『Bond 25』公開日は、ダニー・ボイルが2018年5月に監督就任した際に、北米が2019年11月8日、英国が同年10月25日と発表されていました。

しかし、その後にボイル監督が降板。2018年9月に新監督としてキャリー・ジョージ・フクナガが就任すると、世界公開日として2020年2月14日が設定されていました。

なお、詳細は明らかになっていませんが、新公開日の2020年4月8日とは北米を指すもので、英国ではこれよりも前倒し、日本では後になることが予想されます。

また、The Hollywood Reporter(2月15日付)によると、2020年4月10日に公開予定となっていたユニバーサルの『ワイルド・スピード』シリーズ第9作が、5月へと変更になっており、この空席を『Bond 25』が埋める形になったようです。

北米市場で1月から2月は、一般的に観客の足が最も遠のく劇場閑散期。近年は例外的な大ヒット作もありますが、最初から興行成績が大きく見込める大作シリーズのイベント映画はこの時期でのオープンを避ける傾向があり、過去の007映画でも例がありませんでした。今回の4月への変更は、興行的にも、より盛り上がる可能性が期待されます。

アルバート・フィニーさん死去 『007/スカイフォール』のキンケイド役

The Guardian(2019年2月8日付)によると、英国俳優のアルバート・フィニーさんが2月7日、ロンドン近郊の病院で亡くなりました。82歳でした。

アルバート・フィニーさんは1936年イギリス生まれ。王立演劇学校で演技を学び、舞台や映画界で活躍。映画『トム・ジョーンズの華麗な冒険』(1963)ではタイトル・ロールを演じ、アカデミー賞の初ノミネートを受けました。ショーン・コネリーと共演した『オリエント急行殺人事件』(1974)でも主役のポアロを演じ、同賞にノミネート。

007シリーズ第23作『007/スカイフォール』(2012)には、ジェームズ・ボンドの実家「スカイフォール」管理人のキンケイド役で出演。ボンドのプライバシーをほとんど描かない映画007シリーズにおいて、少年時代を知る身内のキャラクターが登場したのは、本作が初めてとなりました。

同作で共演したダニエル・クレイグは「深い悲しみに包まれています。世界は偉大な人物を失いました」と哀悼の意を表しています。

なお、イオンのプロデューサー、ハリー・サルツマンは、フィニーさんを初代ボンドに検討したことがあったようです。

ジェマ・アータートンが『Kingsman: The Great Game』に出演

Daily Mail Online(2019年2月8日付)によると、『007/慰めの報酬』のボンド・ガール、ジェマ・アータートンが、スパイ映画『Kingsman: The Great Game』に出演するそうです。

『Kingsman: The Great Game』は映画『キングスマン』のプリクエルで、舞台設定は第1次世界大戦時。『007/スペクター』のM役俳優レイフ・ファインズはオックスフォード公爵を、その子息コンラッドを英国俳優ハリス・ディキンソンが演じる模様で、ジェマ・アータートンの役どころは、コンラッドの教育係ポリー。

その他の出演者は、アーロン・テイラー=ジョンソン、ダニエル・ブリュール、チャールズ・ダンス、リス・エヴァンス、スタンリー・トゥッチ、マシュー・グード、ジャイモン・フンスー、アリソン・ステッドマン、トム・ホランダー。なお、ホランダーは1人で3役を演じるとのこと。

『Kingsman: The Great Game』の監督はマシュー・ヴォーン。現在、イギリス国内でロケ撮影中で、サリー州にある古い軍の研究施設を撮影所として利用しているそうです。

『Kingsman: The Great Game』は2019年11月全米公開予定です。

『Bond 25』でユナイト・ロゴが復活へ

ユナイテッド・アーチスツ社創立100周年記念日を迎えた2019年2月5日、MGMとアンナプルナ・ピクチャーズは、配給レーベル「United Artists Releasing」(ユナイテッド・アーチスツ・リリーシング)の立ち上げを発表しました。

MGMとアンナプルナは2017年にジョイント・ベンチャーを組み、北米での配給活動を共同で始めましたが、MGM作品はMGMの名で配給していました。しかし、今後の両社の作品は「United Artists Releasing」としてリリースされるようで、他社の作品も同様に取り扱うとのことです。

007映画は元々、ユナイテッド・アーチスツ(ユナイト)の製作・配給で、劇場上映時には同社のロゴが付けられていましたが、MGMに買収されたことで第13作『007/オクトパシー』(1983)と続く『007/美しき獲物たち』(1985)ではMGMのライオンのロゴが付いていました。

ティモシー・ダルトン主演の『007/リビング・デイライツ』(1987)ではMGM/UAロゴと共にユナイト・ロゴが復活。その後は、ピアース・ブロスナンの『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997)までユナイト・ロゴの単独使用が続きますが、MGMの戦略でユナイトはアート系部門としての立ち位置を強めたため、『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999)からはMGM作品として、ライオン・ロゴのみを使用し、ユナイトを排除。

ダニエル・クレイグ主演のこれまでの4作はMGMとソニー・ピクチャーズの2社のロゴが付けられてきましたが、今回の再編によって『Bond 25』ではユナイト・ロゴが再復活することに。また、ライオンのロゴも併用される可能性があり、日本では更に、ユニバーサル・ピクチャーズのロゴも付けられることになりそうです。

なお、1980年代初めにMGMがユナイトを買収後、しばらくはMGM/UAとして存続していましたが、オーナーのカーク・カーコリアンが1986年に同社をテッド・ターナーへ売却。直後にカーコリアンは、ターナーから同社の一部を買い戻す荒技を成し遂げます。ただし、1986年以前のMGM作品の諸権利はターナーがそのまま保有。カーコリアの手に戻ったのは007や『ロッキー』など、ユナイトが元々所有していた作品。カーコリアンがターナーから取り返せたMGMの有益な資産はその商号とロゴで、これらを現在に至るまで旧ユナイト・ライブラリーにも使用。知的財産の観点からすると、1986年から現在に至るまでMGMと名乗っているこの映画会社は、実質的に旧ユナイトの後継会社とも言えます。


2/6 追記:「United Artists Releasing」としての活動は北米市場に限定されている為、日本の劇場で公開される『Bond 25』にはユナイト・ロゴが付かない可能性も考えられます。

『Bond 25』はイタリア・マテーラで撮影 ボンド・ガール候補にエマ・ストーンとダコタ・ジョンソンか

イタリア・メディアSassilive.it(2019年2月2日付)によると、007シリーズ次回作『Bond 25』ロケ地として、イタリアの都市マテーラが選ばれたようです。

制作側と地元は昨年末、合意に達したそうで、間も無く発表があるとのこと。同地での撮影は2019年4月6日開始予定。

具体的な撮影想定場所は、大聖堂(Cattedrale)、セディーレ広場(Piazza del Sedile)、リドラ通り(via Ridola)、サンフランチェスコ広場(Piazza San Francesco)、洞窟住居で知られるサッシ、ムルジャ地域。撮影陣の宿泊施設には、パラッツォ・ガッティニ(Palazzo Gattini)など。

ダニエル・クレイグ主演の007映画でイタリアがロケ地となるのは、『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)、『007/慰めの報酬』(2008)、『007/スペクター』(2015)に続き、これが4作目となります。

なお、この地元メディアは、『Bond 25』のボンド・ガールとして、既にキャリー・フクナガ監督が認めたレア・セドゥに加え、エマ・ストーンとダコタ・ジョンソンの二人が候補になっている旨も伝えています。