幻のボンド俳優 ジョン・ギャヴィンさん死去

Variety(2018年2月9日付)によると、ロサンゼルス出身の米俳優ジョン・ギャヴィンさんがビバリーヒルズで2月9日、亡くなりました。86歳でした。

ジョン・ギャヴィンさんの代表的な映画出演作として『サイコ』(1960)や『スパルタカス』(同)などがあり、1980年代にはメキシコへの大使としても活躍しました。

また、ジョージ・レーゼンビーのボンド役降板後、ジョン・ギャヴィンさんは007プロデューサーのアルバート・R・ブロッコリからの支持を受け、新ボンドとして『007/ダイヤモンドは永遠に』(1971)の出演契約を結んだことでも知られています。しかしこの決定はユナイテッド・アーチスツ社長の反対を受け、結果的に007シリーズを引退していたショーン・コネリーが再登板。

この結果、ギャヴィンさんはボンド役を演じられなくなりましたが、ギャラは契約通り全額支払われることに。『007/ダイヤモンドは永遠に』のテレビ放映などから発生するロイヤルティも生涯受け取り続けていたようです。

また、コネリーが『007/ダイヤモンドは永遠に』で再びボンド役を降板した際にも、ブロッコリは『007/死ぬのは奴らだ』(1973)の新ボンド俳優にギャヴィンさんを一時期検討していました。

アンソニー・ホロヴィッツ著の007小説『Forever and a Day』 2018年5月出版

Ian Fleming Publications は2018年2月8日、次の公式007小説の題名を『Forever and a Day』と発表しました。イギリスで2018年5月31日に Jonathan Cape から出版予定。

『Forever and a Day』はイアン・フレミングの処女作『カジノ・ロワイヤル』(1953)のプリクエル。フレミングの遺した素材が活用されるとのことです。

執筆はアンソニー・ホロヴィッツ。ホロヴィッツは2015年に『Trigger Mortis』(邦題『007/逆襲のトリガー』)で初めて007小説を手がけ、『Forever and a Day』は2作目となります。

N.Peal 007映画のおかげで経営順調

Yorkshire Post(2018年2月6日付)はイギリスのブランド N.Peal(エヌ・ピール)経営者アダム・ホルズワース氏の記事を掲載しています。

ホルズワース氏は『007/スカイフォール』制作時、映画のスタイリストがボンド用にブルーの N.Peal カシミア・セーターを25着購入したという噂話を耳にしたのだそうです。完成した映画を観に行き、スコットランドでボンドが着ている場面を見つけて、ようやく噂が本当だったと分かったのだとか。後になって知ったそうですが、スタイリストはロンドン中のショップを回り、ダニエル・クレイグの瞳を引き立ててくれる特別なブルー色のセーターを探していたそうです。

続く『007/スペクター』では、N.Peal を気に入ったスタイリストからの依頼で、2種類のカシミア・セーターを新しく作ることに。また、ダニエル・クレイグが N.Peal を着用して仁王立ちする宣伝写真も撮影され、ポスターとして採用。レスタースクエアでその巨大看板が掲げられた時は興奮したと語ったホルズワース氏。ただし、トム・フォード側からクレームが入り、2週間後には白いタキシードのポスターに掛け替えられたのだとか。

そしてホルズワース氏は、007シリーズ次回作『Bond 25』でも同社製品が起用されることを期待しているとのことです。

一時期破産にまで至った N.Peal の経営は、007映画に登場してから好調で、ここ数年間でロンドンに3店舗をオープン。今月はニューヨークにも初出店し、今後も海外展開を進めていくようです。

映画『The Rhythm Section』 2018年6月に撮影再開か

Deadline(2018年2月5日付)によると、映画『The Rhythm Section』の撮影が2018年6月に再開される見通しのようです。

『The Rhythm Section』は主人公ステファニー・パトリックを演じるブレイク・ライヴリーが昨年12月にダブリンで手を負傷し、撮影が一時中断。1月に入りニューヨークで撮影に挑む姿が目撃されましたが、その直後に制作休止が改めて発表される事態となっていました。制作側はライヴリーの怪我の快復を待って、スペインで6月から撮影を再び始める模様です。

スパイ・スリラー映画『The Rhythm Section』の監督はリード・モラーノ。ブレイク・ライヴリーの他、ジュード・ロウも出演。プロデューサーはイオン・プロダクションのマイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ。007シリーズで特殊効果などを担当しているクリス・コーボールドが参加との未確認情報もあります。配給はパラマウントで、当初発表された北米公開日(2019年2月22日)に変更はないようです。

ベン・ウィショー 『Bond 25』に出演できるか分からず

BBC(2018年1月31日付)はベン・ウィショーとのインタビューを掲載しています。

これによるとQ役ベン・ウィショーは、007シリーズ次回作『Bond 25』について何も知らされておらず、出演できるのかどうかもハッキリしないそうで、どうなるかは今のところ「ミステリー」だとコメント。

しかし、『Bond 25』では前作『007/スペクター』より更に活動できることを密かに期待しているとも語っており、出演への意欲を示しました。

映画『The Rhythm Section』制作が再び中断

The Hollywood Reporter(2018年1月29日付)によると、映画『The Rhythm Section』の制作が再び中断したそうです。

主演のブレイク・ライヴリーは昨年12月にダブリンで撮影中に手を負傷し、制作が一時ストップ。その後1月に入ってニューヨークで撮影を再開している様子が報じられていました。しかし、当初の想定よりも回復状態が悪く、2度目の手術が必要になったとのこと。撮影再開の目処は立っていない様子で、5ヶ月後になるとの観測も。これまでに撮り終えたのは予定の半分とのことです。

『The Rhythm Section』はイオン・プロダクションが制作するスパイ映画で、予算は約5千万ドル。ジュード・ロウ共演で監督はリード・モラーノ。パラマウント配給で北米公開は2019年2月22日となっていましたが、この予定が変更になるか今のところ不明のようです。

トム・ハンクス 007映画の悪役を希望

The List(2018年1月23日付)が紹介している Time Out London の記事によると、トム・ハンクスが007映画の悪役を希望しているようです。

トム・ハンクスの最新作『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』は現在、米英で公開中。ハンクスは同作宣伝の一環として、Time Out とのインタビューに応じた模様です。

この中でハンクスは、007映画で悪役出演したいとコメント。実現すれば楽しいだろうとしながらも、これまで誰からも誘いがなかったと明かしました。そして自分が演じるのなら、ボンドを殺す機会がありながらも延々と話し続けて反撃されることがないようにしたい旨のジョークも語ったようです。

トム・ハンクスは過去にも同様のコメントを度々残しており、007映画出演は真剣に考えているのかもしれません。なお、ハンクスが主演したコメディ映画『独身SaYoNaRa! バチェラー・パーティー』(1984)では、冗談で彼が「ボンド。ジェームズ・ボンド」と台詞を言うシーンがあります。

ベン・ウィショー 『Bond 25』台本はまだもらえず

BBC Radio 2(2018年1月20日放送)にQ俳優ベン・ウィショーが出演、司会グラハム・ノートンからの質問に答えました。

ロンドンの舞台『Julius Caesar』や、現在上映中の映画『パディントン2』、新作『Mary Poppins Returns』などについて語ったベン・ウィショー。ノートンから007映画次回作に出演するかと尋ねられると、「そうだと思う」と返答。しかし、『Bond 25』の台本をまだ受け取っておらず、制作側からは何の音沙汰もないとし、この現状を「バッド・ニュース」と表現しました。

『007/スペクター』(2015)では、撮影の始まる2年近い前の時点で、監督が未決定だったものの、ウィショーは脚本内容を知らされていることを明かしており、前作に比べると遅い動きに不安を抱えているのかもしれません。複数契約を結びウィショーは007映画に出演してきましたが、2019年11月北米公開予定の『Bond 25』でその契約も一旦終わる模様です。

なお、『007/ダイ・アナザー・デイ』(2002)でQを演じたジョン・クリーズは、2004年の時点では、次回作(2006年初頭に主要撮影開始の『007/カジノ・ロワイヤル』)に続投すると公言していましたが、その後は制作側の意向でQ役そのものが脚本から消える事態となっています。


1/21:『007/スペクター』に関する内容を一部修正しました。


1/21 追記:The Guardian(2018年1月21日付)は、ベン・ウィショーとのインタビュー記事を掲載。ウィショーは『Bond 25』について、監督が誰かも知らないと発言。脚本はまだできていないのでは、と考えているようです。

「ジェームズ・ボンド 007『カジノ・ロワイヤル』in コンサート」 2018年4月29日東京国際フォーラムで開催へ

キョードー東京は2018年1月19日、「ジェームズ・ボンド 007『カジノ・ロワイヤル』in コンサート」の開催を発表しました。

このコンサートでは、ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド・デビュー作で、デヴィッド・アーノルドが音楽を担当した映画007シリーズ第21作『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)が、フルオーケストラの生演奏をバックに大スクリーンで上映されます。

サウンドトラックの台詞部分を残し音楽を生演奏に置き換えて映画上映する試みは、これまでにも世界各地で行われていますが、007映画で公式実施されたのは2017年9月にロンドンで上映された『007/カジノ・ロワイヤル』が世界初。今回のイベントは日本国内で初となります。また、公開時に劇場で本作を見逃した007ファンにとっては、5千席のキャパシティを抱えたホールの大スクリーンに投影される映像を楽しむことができる、またとないチャンスになりそうです。

イベントの詳細は次の通りです。

タイトル:ジェームズ・ボンド 007「カジノ・ロワイヤル」in コンサート
開催日時:2018年4月29日(日・祝)12時開場、13時開演
会場:東京国際フォーラム・ホールA
指揮者:ニコラス・バック
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
字幕:日本語
料金:S席9,800円、A席7,800円、B席2,800円(税込)
チケット先行発売:1月19日(金)18時より(ローソン・シネオケ会員最速先行)
公式サイト:http://007crconcert-japan.com/

ソニー・ピクチャーズ会長 自社と映画業界の今後を語る

Variety(2018年1月17日付)によると、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントのトニー・ヴィンシクエラ会長兼CEOがマイアミで開催中のテレビ番組見本市NATPEに参加し、同社や映画・テレビ業界の今後について語ったようです。

公開トークの席でヴィンシクエラ会長は、先頃発表されたディズニーの21世紀フォックス資産買収に触れ、現在6社あるハリウッドのメジャー・スタジオは、今後数年内に3社か4社にまで減るとの見方を披露。

自社のソニー・ピクチャーズに関しては、「成長するか、さもなくば誰かに買収されてしまう」との危機感を露わに。巨大なIT系企業FAANG(Facebook、Amazon、Apple、Netflix、Google)がその気になれば、サイズ面で見劣りするソニー・ピクチャーズは踏み潰されるとも語りました。

会長は業界で生き残るためには、大きなスケールを保つことが必要と考えている様子。21世紀フォックス資産の買収劇でソニー・ピクチャーズは終始劣勢だったそうですが、現在も他社との新しい提携や合併などを通じた規模拡大を計画していることを明かしています。