ピアース・ブロスナン出演『Spinning Man』が米で公開

ピアース・ブロスナン出演の最新映画『Spinning Man』が2018年4月6日、アメリカの一部劇場で公開されました。配給は Lion’s Gate Premiere。同日から、iTunes等での配信も始まっています。

『Spinning Man』はジョージ・ハラの同名小説(邦題:『悩み多き哲学者の災難』)の映画化。女子学生が失踪し、哲学を教える大学教授が第一容疑者に。教授をガイ・ピアースが演じ、ピアース・ブロスナンは彼に迫る刑事役。『007/ゴールデンアイ』でブロスナンと共演したミニー・ドライヴァーは、教授に疑念を抱く妻役で出演しています。監督はスモン・カイセー。

スーン=テック・オーさん死去 『007/黄金銃を持つ男』に出演

The Hollywood Reporter(2018年4月7日付)によると、俳優のスーン=テック・オーさんが4月4日、ロサンゼルスで亡くなりました。85歳でした。

スーン=テック・オーさんは1932年、日本統治下の朝鮮(現在の韓国)生まれ。アメリカへ移住後、同国で俳優としてのキャリアを構築。007シリーズ第9作『007/黄金銃を持つ男』(1974)には、ヒップ中尉役でジェームズ・ボンドを演じるロジャー・ムーアと共演しています。

その他の主な出演作には、『ファイナル・カウントダウン』(1980)、『チャック・ノリスの地獄のヒーロー2』(1985)、『バトルガンM-16』(1987)、『ビバリーヒルズ・ニンジャ』(1997)などがあります。

ダニー・ボイルが『Bond 25』監督に決定し配給はアンナプルナとワーナーが狙う? ソニーは再びMGMの買収を検討中か

The Hollywood Reporter(2018年4月4日付)は、MGMと映画007シリーズを取り巻く現状について伝えています。

007映画次回作でシリーズ第25弾となる『Bond 25』は、既にMGMが北米公開日を2019年11月8日と発表していますが、その配給会社は未定のまま。北米での配給はMGMと提携を結んだアンナプルナ・ピクチャーズが行う見通しとの有力報道が昨年からありましたが、複数の情報筋によると、そのような決定はしていないそうです。ただし、アンナプルナが今も同作配給を狙っていることに間違いはない模様。また、『Bond 25』の海外配給会社は、ワーナー・ブラザースが最有力候補と伝えられてきましたが、こちらも未決定とのこと。

配給会社の選定が遅れている原因として、MGMが自社の売却を検討しており、007映画は自社の売却価格を釣り上げる手段として使われていると考える事情通もあるようです。そして、ソニーはMGMの買収に再び興味を持っているとのこと。

なお、MGMのライブラリーからは毎年3億ドルの売上があり、007シリーズの権利だけで10億から30億ドルの価値があると見なされている模様です。

また、ダニー・ボイルの『Bond 25』監督就任は決定事項のようです。

ダニー・ボイル監督が『Bond 25』ボンド・ガールのキャスティングを進行中?

Redditで映画007シリーズ次回作『Bond 25』に関する興味深い噂が投稿されています。

まず、今夏に撮影を開始するリチャード・カーティス脚本によるワーキング・タイトル社制作の映画については、公開時期が未定とのことで、『Bond 25』を2019年に撮り終えてから、ダニー・ボイル監督が両作の編集を同時期に手がけるとのこと。『Bond 25』が先に公開される可能性があるようです。

ボイル監督は『Bond 25』の中心的な悪役に女性を登場させたい様子で、この役はジェームズ・ボンドと個人的な繋がりがあるとのこと。Aリスト女優を検討中で、既に複数の有名女優がボイルと面談したか、これから会う模様。

また、ボンドから指導を受ける若い女性のMI6エージェント役もあり、既にキャスティングが進行し内定している可能性もあるとのことです。

ジョン・ホッジは『Bond 25』脚本の草稿を書き上げており、同作では単独の脚本家となる模様。

以上の情報の信憑性は不明ですが、この投稿者は、英国映画業界と繋がりがあると自称している人物で、過去には『Bond 25』監督候補者として、ヤン・ドマンジュやデヴィッド・マッケンジーなどの名前を、ハリウッド業界情報サイトに先駆けて挙げていました。

なお、情報投稿日は英国時間の2018年3月31日となっています。

MGM 『Bond 25』公開は2019年に変更なし、配給会社は未発表

MGMは2018年3月28日、投資家との電話会議を開催し、2017年第4四半期と年間の業績を発表しました。

この中で、同社のクリストファー・ブレアートンCOOは、007映画次回作『Bond 25』の公開は2019年であることを明言しました。

『Bond 25』配給会社については、北米市場がMGMであることを強く窺わせる表現を用いました。しかし明言を避けたかったのか、投資家からの質問に対しては「現時点で公にできる新情報はない」と答えています。

MGMは『Bond 25』の北米公開日を2019年11月8日と昨年7月に発表。その後、イオン・プロダクションの映画『The Rhythm Section』の制作が中断するトラブルが発生。配給会社は長期に渡って未確定の状態となっており、監督名も発表されておらず、最近にはMGMのCEOが突如解任される騒動も発生しており、『Bond 25』の11月公開を危ぶむ向きもありました。

サンスペル 「The Ian Fleming Collection」を発売

イアン・フレミング財団は2018年3月23日、サンスペル「The Ian Fleming Collection」の発売を発表しました。

シーアイランド・コットン(海鳥綿)のウエアを愛用したフレミングの名を冠するコレクションには、セーター、シャツ、Tシャツ、ポロシャツ、カーディガン、アンダーパンツなどが含まれます。

なお、イアン・フレミングが実際にサンスペルを着用していたのか定かではないようですが、その可能性は十分あるようです。

また、フレミングは小説の中で、ジェームズ・ボンドがシーアイランド・コットンのシャツやアンダーパンツを着用する姿を描いています。

「The Ian Fleming Collection」は3月から発売中。サンスペルのオンライン・ショップや、ロンドンとベルリンの店舗で購入可能です。

サンスペル(日本サイト)

MGM会長兼CEOの解任 007プロデューサーとの不仲も一因か

The Hollywood Reporter(2018年3月21日付)は、ゲイリー・バーバー氏がMGMの会長兼CEOを解任された背景について伝えています。

3月19日に発表されたこの突然の解任は、バーバー氏本人を始め、彼のスタッフらにも伏せられてきたものだそう。

取締役会の会長ケヴィン・ウルリッチ氏とバーバー氏の間には埋めがたい溝が出来上がっていたとのこと。投資会社の代表も務めるウルリッチ氏とバーバー氏は当初、MGMの経営を軌道に乗せた後に売却しようと考えていたようですが、ウルリッチ氏の気が変わったらしく、売却の方針を変えないバーバー氏と対立。

バーバー氏は『007/スカイフォール』(2012)、『007/スペクター』(2015)を大ヒットさせましたが、2016年の年間売上は過去5年間で最低を記録。3月16日に公開された『トゥームレイダー ファースト・ミッション』の興行成績が振るわなかったことが、解任の決定打に繋がったようです。

また、ゲイリー・バーバー氏の人格的な問題もあった模様で、同僚やパートナー会社と衝突することが度々あったのだそう。007映画を制作するイオン・プロダクションのバーバラ・ブロッコリやマイケル・G・ウィルソンとも不仲になり、遂にイオン側はバーバー氏との協業を拒否するにまで至ったようです。

007映画次回作『Bond 25』の北米公開日は2019年11月8日と発表されていますが、英国など海外公開日は未発表。配給会社についてもまだ発表されておらず、米国内はMGMによる自社配給、海外市場はバーバー氏と個人的に親しいケヴィン・ツジハラ氏がトップを務めるワーナー・ブラザースが有力と見られてきましたが、MGMが新体制を迎えることで、配給会社選定に影響が及ぶのかもしれません。

MGMのゲイリー・バーバー会長兼CEOが電撃解任

Variety(2018年3月19日付)によると、映画007シリーズを製作するMGMの取締役会は、同社会長兼CEOを務めていたゲイリー・バーバー氏を解任したようです。

ゲイリー・バーバー氏は映画製作会社スパイグラス・エンターテイメントを設立。MGMが破産すると、投資企業などからの支援を受け、2010年からMGM(Metro-Goldwyn-Mayer Inc.)の会長兼CEOに就任。2017年10月には契約を延長し、2022年まで同職を続けることが決定していました。

解任が発表されたのは3月19日で、この突然の解任理由は現時点で明らかにされていない模様ですが、既に取締役会は後任者の選定作業を開始しているとのことです。なお、本記事の投稿時点でMGM公式サイトには、会長兼CEOはゲイリー・バーバー氏であることが記載されています。

MGMは007次回作『Bond 25』の北米公開日を2019年11月8日と発表済みですが、その配給会社についてはまだ発表されていません。配給会社選定は会長であるバーバー氏が主導していた模様で、今回の解任劇が007映画の製作・配給活動に何らかの影響を与える可能性があるかもしれません。


3/20 追記
ゲイリー・バーバー氏が会長兼CEOを務めていた企業の正式名称は「Metro-Goldwyn-Mayer Inc.」で、略して「MGM Inc.」と表記する場合があります。同社の親会社で持株会社となるのが「MGM Holdings Inc.」。バーバー氏はこの持株会社では取締役会の一員となっていました。

Business Wire が掲載したプレスリリース(3月19日付)によると、ゲイリー・バーバー氏の解任を決定・発表したのは、MGM Holdings Inc. 取締役会の会長らだったようです。現地時間3月28日には2017年第4四半期の業績を発表する電話会議が開催される模様で、その際には『Bond 25』に関する何らかの情報が明らかになるかもしれません。


3/21 追記
MGM公式サイトの会社情報ページからゲイリー・バーバー氏についての記述が抹消されています。


3/21 追記
Deadline(3月20日付)は、ゲイリー・バーバー氏解任の背景を説明。MGM Holdings 取締役会の会長職に就いており同社筆頭株主の投資会社 Anchorage Capital Group でCEOも務めるケヴィン・ウルリッチ氏と、バーバー氏との間で、MGMの方向性に関する意見の相違があった模様。バーバー氏はMGMの売却を積極的に検討したかったようですが、ウルリッチ氏は反対の姿勢だったとのことです。また、ゲイリー・バーバー氏は Metro-Goldwyn-Mayer での会長兼CEO職だけでなく、MGM Holdings の取締役の座からも降ろされたらしく、MGMから完全に追放された形のようです。

ダニー・ボイル 『Bond 25』は注目度倍増

The Hollywood Reporter(2018年3月16日付)は、007シリーズ次回作『Bond 25』に取り掛かっているダニー・ボイル監督へインタビュー(3月15日実施)した際の記事を掲載しています。

ボイルがこれまで手がけてきた作品では、誰も制作過程に興味を持たなかったそうです。しかし、007映画は大掛かりなシリーズのため注目を集めており、しかも『Bond 25』はダニエル・クレイグの最終作品となることから、興味の度合いは倍増しているとボイルはコメント。自分の監督する『Bond 25』がもし実現するならば、皆を失望させたくない、と語ったようです。

ダニー・ボイル監督は Metro US(3月14日付)とのインタビューで、『Bond 25』の作業中であることを認めました。その際は明言しなかったようですが、現時点でボイルは本契約を結んでおらず暫定監督として取り組んでいる可能性があります。これまでの報道を鑑みると、ジョン・ホッジ執筆の脚本が万一プロデューサーやダニエル・クレイグによる承認を得られなかった場合、ボイルは既に完成済みとされるニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドの脚本を利用することなく、自らの意志で『Bond 25』降板の道を選ぶものと思われます。

DVD/ブルーレイを巡るMGM&FOXとユーザーの集団訴訟が和解に

JNDによると、MGMとFOXを相手取って起こされていた、映画007シリーズのDVD&ブルーレイに関する集団訴訟が和解することで合意に達しました。

この集団訴訟(クラス・アクション)は、米・ワシントン州に在住の女性が代表となり起こしていたもの。女性は007シリーズ製作50周年を記念して発売されたDVDボックス・セット『Bond 50』を購入。パッケージには「全てのボンド映画を史上初収録」との記載があり、シリーズ番外編であるパロディ版『007/カジノ・ロワイヤル』や『ネバーセイ・ネバーアゲイン』の鑑賞も楽しみにしていたようですが、購入後に両作ともボックス・セットの中に含まれないことが判明し、誤解を招くマーケティング手法だったと憤慨。MGMと米20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント社を相手に、集団訴訟に踏み切っていたようです。

集団訴訟の原告の一員となるのは、以下のDVDまたはブルーレイ・ボックス・セット(商品番号省略)を米国内で2018年1月31日以前に購入した場合に限られます。
「Bond 50: Celebrating Five Decades of Bond 007」
「The James Bond Collection」
「The Ultimate James Bond Collection」

対象者は期限内に申請すれば、和解案に基づき『007/カジノ・ロワイヤル』(1967)と『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のデジタル・コピーが貰えるとのこと。詳細はJNDによる和解特設サイト「James Bond Box Set Settlement」に記されています。