マイケル・ジャクソン ジェームズ・ボンドになりたかった

The Sunday Times(2018年9月23日付)は、ハリウッドの敏腕エージェントだったマイケル・オーヴィッツ氏とのインタビューを掲載しています。

マイケル・オーヴィッツ氏はウィリアム・モリス・エージェンシーでタレント・エージェントとして活躍。同社を去った後は、クリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー(CAA)を創設、ハリウッドの名だたる俳優や監督らのエージェントを務めました。

かつてはマイケル・ジャクソンもオーヴィッツ氏のクライアントの一人。ミュージカル映画『ウィズ』(1978)に出演し気を良くしたジャクソンはある日、自宅で開いたミーティングでオーヴィッツ氏に対し、「ジェームズ・ボンドを演じたい」との希望を伝えたのだとか。

しかし、ジャクソンのキャリアが台無しになると考えたオーヴィッツ氏は、諦めるようにやんわりと諭したそうです。

この話は、タイミング的にはロジャー・ムーアの『007/私を愛したスパイ』(1977)が公開された後の出来事のようですが、マイケル・ジャクソンが本気でボンド役を考えていたのか、007風のアクション・ヒーローを目指していたのかは、はっきりしません。

マイケル・オーヴィッツ氏は007シリーズを引退後のショーン・コネリーも担当、007後のキャリア形成に多大な影響を与えたようで、詳細は9月に出版された回顧録『Who Is Michael Ovitz?』に記されています。

レイフ・ファインズ 『キングスマン』前日譚に出演へ

Baz Bamigboye氏のツイート(2018年9月27日付)によると、007シリーズのM役で知られるレイフ・ファインズは、映画『キングスマン』シリーズの第3作に出演するようです。

第1作と第2作はゲイリー・“エグジー”・アンウィン(タロン・エガートン)とハリー・ハート(コリン・ファース)の二人を中心に添える物語でしたが、第1次世界大戦が舞台となるタイトル未定の第3作では、イギリスの若手俳優ハリス・ディキンソンとレイフ・ファインズが新たに登場、第1作のプリクエルになる模様です。

プリクエルの監督にはマシュー・ヴォーンが続投。2019年初めに撮影開始予定で、北米公開日は2019年11月8日。当初、この日は『Bond 25』公開日として設定されていましたが、ダニー・ボイル監督降板を受けて同作は2020年2月公開へと延期された為、急遽その空いた枠を押さえたようです。

なお、『007/スカイフォール』(2012)と『007/スペクター』(2015)でMを務めたレイフ・ファインズが『Bond 25』にも出演するかは現時点で不明。これまでに明らかとなっている同作の配役は、ジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグのみです。


9/28追記
Daily Mail Online(9月28日付)に掲載された同氏の記事によると、このプリクエルではスパイ組織「キングスマン」の起源が描かれ、レイフ・ファインズは主人公を務める模様。また、「キングスマン」は英国陸軍における階級としての意味も持たされるようです。

映画007シリーズ全24作の世界興収額は調整後で163億ドル超

Forbes(2018年9月26日付)によると、映画007シリーズ全24作品の世界興行収入総額は、インフレ調整後の値で163億ドル超(16,315,134,284ドル)、日本円(112円で換算)では1兆8272億円以上となるようです。

対象となるのは第1作『007/ドクター・ノオ』(1962)から第24作『007/スペクター』(2015)。ボンド俳優別の世界興収総額は下記の通りです。

ショーン・コネリー(6作)…… 4,855,308,070ドル
ジョージ・レーゼンビー(1作)…… 563,027,193ドル
ロジャー・ムーア(7作)…… 4,291,241,823ドル
ティモシー・ダルトン(2作)…… 741,480,153ドル
ピアース・ブロスナン(4作)…… 2,274,537,251ドル
ダニエル・クレイグ(4作)…… 3,589,539,794ドル

元データはBetway社が提供する「Bond By Numbers」で、このサイトには興収以外にも、収益や、殺された悪人数、使用された銃、ガジェット数、運転した車の数、ロマンスの数、ドリンク数などのデータが作品別に掲載されています。

なお、興収の一般的なインフレ調整には、公開当時の興収を当時の平均入場料金で割って入場者数を算出、この結果に現在の入場料を掛けて出されているようです。しかし、この世界興収で各国事情(入場料・為替変動など)への細かな対応はなされていないと思われ、方法によっては前述よりも大きな数値が出る可能性もあり、あくまで目安的な数値となります。

東宝東和が『Bond 25』情報の発信を開始

ユニバーサル・ピクチャーズの映画を委託され日本で配給している東宝東和が、2018年9月21日に公式SNSを通じ、『Bond 25』情報の発信を開始しました。

ユニバーサル・ピクチャーズ公式(Twitter)
映画-eigafan.com(Facebook)

同日に発信された内容は、007シリーズ公式Twitterが先日ツイートした、『Bond 25』監督にキャリー・ジョージ・フクナガが就任、世界公開日が2020年2月14日に決定、との内容の日本語訳文です。ユニバーサルによる『Bond 25』配給決定以降に、東宝東和が007映画に関する公式情報を一般向けに発信するのはこれが初と思われます。

なお、「世界公開日」(worldwide release date)は、一部の国での公開日を指すものと思われ、日本での公開日は今のところ明確になっていません。

ピアース・ブロスナン ブリオーニの2018秋冬キャンペーンに登場

ブリオーニの2018年秋冬キャンペーン「Tailoring Legends」に、5代目ジェームズ・ボンド俳優のピアース・ブロスナンが登場しています。

イタリア・ブランドのブリオーニはコスチューム・デザイナーのリンディ・ヘミングによって、ブロスナンのボンド・デビュー作『007/ゴールデンアイ』(1995)で、ボンドのスーツやタキシードに選ばれました。以降、『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997)、『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999)、『007/ダイ・アナザー・デイ』(2002)と、ブロスナン全作品でボンドはブリオーニを着用。

ボンドがブリオーニのスーツとタキシードを最後に着たのは、ダニエル・クレイグ主演の『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)です。

『Bond 25』監督のキャリー・フクナガ 「007映画は以前からやりたかった」

IndieWire(2018年9月20日付)は、007シリーズ次回作『Bond 25』の新監督に就任したキャリー・フクナガとのインタビューを掲載しています。

フクナガ監督は、ずっと前から007映画をやりたかった、とコメント。今回突然思い立った訳ではない旨も語っており、以前からプロデューサー側と接触があった可能性も滲ませています。また、今は就任が実現したという衝撃と向かい合っているところで、名誉や責任も感じているそうです。

キャリー・フクナガは8月のダニー・ボイル監督辞任を受け、『Bond 25』新監督に就任。007シリーズ初のアメリカ人監督登場となります。

『Bond 25』新監督は日系米国人キャリー・ジョージ・フクナガ

映画007シリーズ公式Twitterは2018年9月20日、シリーズ次回作『Bond 25』の新監督にキャリー・ジョージ・フクナガが就任したと発表しました。

撮影はロンドン郊外のパインウッド・スタジオにて2019年3月4日開始。世界公開日は2020年2月14日です。今年5月の発表では、撮影開始日が2018年12月3日、英国公開日2019年10月25日、北米が同年11月8日となっていましたが、ダニー・ボイル監督の電撃辞任を受けて、スケジュールが3ヶ月ほど先送りされた形になります。

キャリー・ジョージ・フクナガは映画007シリーズの監督として12人目の就任(辞任したダニー・ボイル除く)。007シリーズでアメリカ生まれのアメリカ人が監督に就任するのは、56年の歴史上初めてとなります。また、日系人としても初。1970年代以降の生まれで007映画の監督に就任するのも初です。

ポール・ウェラー&ノエル・ギャラガー 『Bond 25』主題歌の候補曲を提出

The Guardian(2018年9月17日付)によると、ポール・ウェラーは007映画次回作『Bond 25』の主題歌向けに、ノエル・ギャラガーと共同制作した楽曲を提出していたそうです。

14作目となるソロ・アルバム『True Meanings』をリリースしたばかりのポール・ウェラーは、The Guardianのサイト上でファンとのQ&Aに参加。007映画主題歌の候補曲を提出したかと問われると、ダニー・ボイルが『Bond 25』の監督として就任した際、ノエル・ギャラガーとの共作を提出したと明かしました。ウェラーはこの曲に自信があった様子ですが、現時点で返事はもらっていないとのこと。また、シーロー・グリーンなどに歌って欲しかったとも語っており、自分で歌うつもりではなかったのかもしれません。

ポール・ウェラーは2017年のインタビューで、007映画の主題歌に相応しい楽曲をノエル・ギャラガーと作っていることを明かしており、ギャラガーも以前、007映画主題歌をやりたいとの希望を語っていました。また、ダニー・ボイル監督もオアシスの楽曲を自身の映画で使おうと度々検討していた経緯があり(『トレインスポッティング』ではギャラガー側が辞退)、ボイルが辞任していなければ、ポール・ウェラーとノエル・ギャラガーの希望が叶っていたかもしれません。

バート・レイトン 『Bond 25』監督候補を認める

The List(2018年9月14日付)によると、バート・レイトンは自身が『Bond 25』の監督候補になっていることを認めたようです。

ダニー・ボイルの監督降板後、バート・レイトンが新監督の候補になっていることが報道されており、talkRADIOのポッドキャストに参加したレイトンは、何も決まっていないとしながらも、プロデューサー側と話し合いに入っていることを認めました。

子どもの頃から観ていた007映画の監督候補になるのはとても嬉しいと語ったレイトン。彼にとってのジェームズ・ボンドはロジャー・ムーアだったそうで、特にロータス・エスプリが登場した『007/私を愛したスパイ』(1977)がお気に入りの様子です。

『Bond 25』脚本はニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドが執筆中

Daily Mail Online(2018年9月14日付)は、映画007シリーズ次回作『Bond 25』の現況を伝えています。

まず、『Bond 25』の脚本は現在、シリーズ常連のニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドが執筆中のようです。この脚本は、ダニー・ボイル監督がジョン・ホッジを連れてくる以前にパーヴィス&ウェイドが書いたトリートメント(脚本執筆前に書く詳細なあらすじ)を元にしているそうです。このコンビはホッジへ交代するまでに脚本を完成させていなかった模様。

なお、ダニエル・クレイグとプロデューサーは、ジョン・ホッジの他に別の脚本家の起用を求めたらしく、それでダニー・ボイルとホッジは降板したとのこと。

新監督は現時点で未定。バーバラ・ブロッコリがロサンゼルスで候補者と面談を続けているようです。

また、『Bond 25』では、女性のキャラクターをこれまでよりも、話の中心に据えようとする動きが見られる模様です。