ナショナル・ギャラリー

ボンドが初めてQと出会うのはロンドンのナショナル・ギャラリー。トラファルガー広場に面したメイン・エントランスを通り抜け「ルーム34」の長椅子に座ります。この部屋では18世紀中頃以降に活躍したイギリス出身の画家の作品を展示しており、Qが見つめている絵画はジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー作『戦艦テメレール号』(The Fighting Temeraire)。ボンドを揶揄するかのように「スクラップ待ちの古くて大きな軍艦」だと語ります。

撮影はナショナル・ギャラリーを貸し切り、夜から朝にかけて行われました。Qの後ろに映っているジョセフ・ライト『空気ポンプの実験』(An Experiment on a Bird in the Air Pump)は10月下旬現在、外部貸し出し中ですが、ボンドの後ろに架かっているトマス・ゲインズバラ『朝の散歩』(Mr and Mrs William Hallett – “The Morning Walk”)とターナーの作品は「ルーム34」で見ることができます。

実際の絵画の位置関係は映画と同じです。ただし二人が座っている長椅子とは別のものが現在置かれています。

ナショナル・ギャラリー「ルーム34」Photo courtesy of The National Gallery (used under permission)