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『007/黄金銃を持つ男』で回転ジャンプのAMCホーネット・ハッチバックが競売に

Auctions America は、映画『007/黄金銃を持つ男』の撮影で使用されたボンド・カーのAMCホーネットX・ハッチバックをオークションに出品します。期間は2017年8月31日から9月3日まで。予想落札価格帯は25万ドルから35万ドル。

『007/黄金銃を持つ男』(1974)では、敵のスカラマンガを追うジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)がタイの川沿いにホーネットを運転。途中崩落した橋を物ともせず、360度回転しながら対岸へジャンプします。

360度回転(アストロ・スパイラル)ジャンプ・スタントの考案者はスタント・ドライバーのジェイ・ミリガン。1972年頃の実演で成功させた後、007映画での採用をイオン・プロダクションのプロデューサーへ提案。採用されたアストロ・スパイラルの技術は他の映画で使われないよう特許出願されました。

バンコック郊外でのスタント・シーン撮影の為に、コンピューターを利用。安全な回転ジャンプに必要な速度やスロープの傾斜角度などが緻密に計算されました。劇中でスタント・ドライバーを担当したのはローレン・“バンプス”・ウィラード。綿密な事前準備が功を奏し、撮影は最初のテイクで成功。映画で初のアストロ・スパイラル・ジャンプとして、ギネス記録に認められました。

撮影後、このホーネットはニューヨークにあるジェイ・ミリガンの会社へ送られ、ミリガンのコレクションの一部に。1回しかジャンプが行われなかった模様で、このスタント撮影で実際に使われたホーネットは今回出品されるものが唯一となります。

ペッパー保安官役のクリフトン・ジェームズ氏が死去 007シリーズ2作に出演

The Guardian(AP、2017年4月15日付)によると、アメリカの俳優クリフトン・ジェームズさんが4月15日、オレゴン州にある娘の自宅で亡くなりました。96歳でした。糖尿病を患っていたとのことです。

映画、テレビ、舞台で活躍していたクリフトン・ジェームズ氏ですが、はまり役は007シリーズ2作で演じたルイジアナ州のJ・W・ペッパー保安官。

ペッパー保安官は『007/死ぬのは奴らだ』(1973)で初登場。ジェームズ氏はロジャー・ムーア演じるジェームズ・ボンドに振り回される南部気質丸出しの保安官(シェリフ)を好演。続く『007/黄金銃を持つ男』(1974)でも旅先のタイでボンドに遭遇、危険な目に遭わされていました。象がペッパーを川へ突き落とすシーンは当初意図していたものではなく、ハプニングだったようです。

ジェームズ氏のペッパー保安官役は好評で、『大陸横断超特急』(1976)、『スーパーマン II/冒険篇』(1980)やテレビ・シリーズ『特攻野郎Aチーム』など、複数の作品で保安官を演じました。

クリストファー・リーさん死去 『007/黄金銃を持つ男』のスカラマンガ役

BBC(2015年6月11日付)によると、6月7日、英国俳優クリストファー・リーさんがロンドン市内の病院で亡くなりました。93歳でした。呼吸器や心臓を患い、入院していたとのことです。

クリストファー・リーさんは1922年イギリス・ロンドン生まれ。1950年代から70年代にかけてはハマー・フィルムのドラキュラ俳優として有名に。

リーさんと親戚関係にあった007原作者イアン・フレミングは当初、リーさんが映画007シリーズ第1作『007/ドクター・ノオ』 (1962)の悪役ドクター・ノオを演じるよう希望していたと伝えられています。結局この役はカナダのジョセフ・ワイズマンが獲得しましたが、シリーズ第9作『007/黄金銃を持つ男』(1974)ではメインの悪役フランシスコ・スカラマンガを演じ、ジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)と対決しました。日本では劇場公開された5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナン主演テレビ映画『テロリスト・ゲーム』(1993)にも悪役出演しています。

2009年には長年の俳優・チャリティ活動が評価され、「Sir」の称号も得ていました。