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『007/スペクター』 新ガンバレル・シークエンスが冒頭に復活か

英映画雑誌 Empire 2015年11月号によると、007シリーズ最新作『007/スペクター』では、新たに撮り直したガンバレル・シークエンスが冒頭に復活しそうです。

同誌はサム・メンデス監督とのインタビューを掲載。ファースト・ユニットによる『007/スペクター』の撮影日数は128日間に及んだことを明かしました(休日は含まず)。インタビューが行われたのは128日目を迎える前日で、最終日には新しいガンバレル・シークエンスを撮影することが話題に。

前作『007/スカイフォール』でガンバレル・シークエンスを冒頭に使いたかったというメンデス監督ですが、ボンドが銃を構えて姿を現すシーンと被ることになるため、断念していました。メンデス監督は少年時代からのボンド・ファン。007映画の開始を告げる冒頭のガンバレルにワクワクしていたそうで、『007/スペクター』ではぜひ冒頭に使うようにしたい、と語っています。

銃口の向うにジェームズ・ボンドが現れて銃を撃つガンバレル・シークエンスは映画007シリーズの象徴的な映像。第1作『007/ドクター・ノオ』(1962) から第20作『007/ダイ・アナザー・デイ』(2002)までの全作品で冒頭に使われていました。また、ボンド俳優の交替時には新たな映像が撮影されますが、途中でガンバレル・シークエンスを撮り直した俳優は全7作に出演したロジャー・ムーアだけで、それも1度きり。それ以外は同じ映像が繰り返し使われていました(ただし第1作から3作はボンド俳優ショーン・コネリーでなくスタントマンの映像)。

ところが、ダニエル・クレイグのデビュー作『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)ではガンバレルをプレタイトル・シークエンスの最後に直結。続く『007/慰めの報酬』(2008)、『007/スカイフォール』(2012)ではエンディングへ移動。しかもクレイグ4作品は全て新映像を使うことになり、ダニエル・クレイグの007映画におけるガンバレル・シークエンスは、過去作品と比べてかなり趣向を凝らした映像となっています。

『007/スカイフォール』 新しいガンバレル・シークエンス使用か

米映画チャンネル EPIX は10月5日、YouTube の公式チャンネルで約10分間に及ぶ『007/スカイフォール』の宣伝ビデオを公開しました。舞台裏映像とインタビューで構成されたこのビデオにはグレーのスーツ姿のダニエル・クレイグでガンバレル・シークエンス(銃口シーン)を撮影する場面も映っています。

ガンバレル・シークエンスは「007」シリーズにとって象徴的なもので、『007/カジノ・ロワイヤル』、『007/慰めの報酬』では慣習を破るスタイルでしたがシリーズ全作品で用いられています。また、俳優が替わらなければ作品ごとに撮り直さず数作に渡って同じフィルムを用いる場合がありますが、『007/スカイフォール』では前作とは違った映像が使われるようです。