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サム・メンデス監督が『007/スペクター』でレディオヘッドの主題歌を断った理由とは

BBC Radio 6 Music に2017年11月5日、『007/スペクター』のサム・メンデス監督がゲスト出演し、自身の手がけた映画の音楽を語りました。

メンデス監督が明かした話によると、『007/スペクター』では、監督から依頼を受けたレディオヘッドが主題歌担当のアーティストとして、早い段階から作業を始めていたそうです。レディオヘッド起用はサム・メンデス監督の希望によるもので、プロデューサーのバーバラ・ブロッコリも彼の意向に賛成。

最初にレディオヘッドが『007/スペクター』主題歌として提出した楽曲は『Man Of War』。メンデス監督はこれを非常に気に入り、他の関係者も同様の感想だったそうです。監督はこの曲の採用を決定。

ところが、後になって、これは十年以上前に書かれた古い曲だと判明。オリジナル曲とは見なされず、アカデミー賞の候補曲の規定にも当てはまらなくなる為、監督は『Man Of War』を却下。

その後、サム・スミスが呼ばれることに。しかし、レディオヘッドはもう一度チャンスが欲しいと懇願。スミスはアカデミー歌曲賞を受賞することになる『Writing’s On The Wall』を提出する一方、レディオヘッドは『Spectre』を完成させます。

メンデス監督は映画にマッチしたサム・スミスの曲を主題歌として採用することに決定。メランコリック過ぎるレディオヘッドの曲は映画本編の中で挿入歌として使うことにしたそうですが、どう料理すればいいのか散々悩んだ挙句、最終的に使用を諦めたとのことです。ただし、メンデス監督は『Spectre』を素晴らしい曲だと評価しています。

レディオヘッドは幻となった『Spectre』を2015年12月にネットで公開し、翌年にヴィニール・シングルのB面としてリリース。『Man Of War』はこれまで正式リリースされていませんでしたが、2017年発売のアルバム『OK Computer OKNOTOK 1997 2017』に収録されました。

『007/スペクター』のレア・セドゥ サム・メンデス監督に怒られていた

The List(2017年2月23日付)は、『007/スペクター』のボンド・ガール、レア・セドゥが同作のサム・メンデス監督に怒られていたエピソードを紹介しています。

レア・セドゥはカナダで撮影されるザヴィエ・ドラン監督映画『たかが世界の終わり』(日本公開中)にどうしても出演したくなったそうですが、『007/スペクター』の終盤撮影スケジュールと重なることに。

007プロデューサーのバーバラ・ブロッコリに相談したところ、「何とかしましょう」と対応してくれたそうです。しかし、サム・メンデス監督は「同時に2本の映画はできない。ボンド映画は大作だ」と立腹したとのこと。結局セドゥは了承を得て、セット間を飛び回ったそうです。

その後『たかが世界の終わり』はカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。セドゥの努力も報われたようです。

サム・メンデス 『007/スペクター』脚本家ジェズ・バターワース作『The Ferryman』を演出へ

The Royal Court Theatre は2016年10月31日、『007/スペクター』のサム・メンデス監督がジェズ・バターワース作の舞台『The Ferryman』の演出を手掛けると発表しました。

『The Ferryman』の時代設定は1981年。収穫期を控えたイギリス・デリーの農村に余所者が現れたことから巻き起こる騒動を描くようです。劇場はロンドンの Jerwood Theatre Downstairs で、上演期間は2017年4月24日から5月20日まで。座席予約(一般向け)は11月4日から。

バターワースは『007/スペクター』脚本家の一人。『007/スカイフォール』でもクレジットはされていませんが、脚本修正に参加しました。


11/1 追記:イオン・プロダクションの007プロデューサー、バーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソンの両名も Jerwood Theatre Downstairs での劇をプロデュースします。タイトルは『The Kid Stays in the Picture』。ハリウッドのプロデューサー、ロバート・エヴァンズの生涯を描くストーリーで、演出はサイモン・マクバーニー。上演は2017年3月7日から4月8日まで。

第73回ベネチア国際映画祭が開幕 審査員長にサム・メンデス

第73回ベネチア国際映画祭が2016年8月31日、開幕しました。

コンペティション部門の審査員が勢ぞろいしたフォトコールも同日実施され、Daily Mail Online(8月31日付)がその模様を掲載しています。今年の審査員長は『007/スカイフォール』と『007/スペクター』のサム・メンデス監督、審査員は『007/慰めの報酬』のボンド・ガール、ジェマ・アータートンらです。

サム・メンデス監督 007シリーズからの勇退を明言

The Guardian(AP、2016年5月28日付)によると、『007/スカイフォール』と『007/スペクター』で監督を務めたサム・メンデスが、007シリーズからの勇退を明らかにしたようです。

ウェールズで開催中の「Hey Festival」に5月28日、参加したサム・メンデス。聴衆に対し、007シリーズの監督を手がけることは「非常に素晴らしいアドベンチャー」だったとし、そのすべてが気に入っていると語りました。また同時に、後進に道を譲る時がきたようだともコメントしています。

メンデス監督は『007/スカイフォール』後に一旦、007シリーズからの降板を宣言。プレスリリースでもその旨が発表されました。しかし、プロデューサーやダニエル・クレイグがメンデス監督に熱烈なラブコール。メンデス監督が抱えていた他のプロジェクトを優先し、『007/スペクター』の制作開始を監督のスケジュールに合わせる条件まで出して、再登板の契約を取りつけていました。

トム・ヒドルストンが007プロデューサー&サム・メンデス監督と会合?

Mirror Online(2016年5月12日付)は、英国俳優トム・ヒドルストンがバーバラ・ブロッコリやサム・メンデス監督と会合したようだと伝えています。

3人でドリンクを片手に談笑する様子が目撃されたのは5月11日夜、場所はロンドンの社交クラブ「Soho House」。利用していたのはプライベート・ルームではなかったとのことで、クラブ会員であれば誰もが彼らの姿を目にできたようです。

トム・ヒドルストンは次期ボンド役候補者として噂されており、イオン・プロダクションの007プロデューサー、バーバラ・ブロッコリや『007/スペクター』のサム・メンデス監督と会合したとの報道は、この噂を後押しすることになりそうです。

なお、メンデス監督は次回作『Bond 25』への続投に否定的な発言を続けており、既にスピルバーグが制作する映画への参加も予定。『Bond 25』の監督が誰になるかは、ボンド役と同様、現段階では不透明です。


5/13 追記:Metro News(5月12日付)によると、トム・ヒドルストンのスポークスマンは、ヒドルストンがロンドンのクラブでサム・メンデス監督と会ったとの報道を否定した模様です。

サム・メンデス監督 第73回ベネチア国際映画祭の審査員長に就任

ベネチア国際映画祭公式サイト(2016年4月27日付)は、8月31日から9月10日まで開催される第73回ベネチア国際映画祭の審査員長に『007/スカイフォール』、『007/スペクター』を手がけたサム・メンデス監督が就任すると発表しました。

メンデス監督は他の審査員らと共に、コンペティション部門のトップとなる金獅子賞など計8つの賞に相応しい作品を選出し、最終日に各賞を授与することになります。なお、出品作品は7月に発表される予定です。

サム・メンデス監督は審査員長の就任に、「大変光栄です」とコメント。学生だった1984年にベネチアのグッゲンハイム美術館で働いた経験があり、自身の監督作『ロード・トゥ・パーディション』が第59回の同映画祭で出品されたことなどからも、ベネチアへの想いはひとしおのようです。

サム・メンデス監督 ダニエル・クレイグのボンド役続投の可能性について語る

Empire(2016年3月22日付)によると、『007/スペクター』のサム・メンデス監督もダニエル・クレイグがボンド役を続けるのか、まだはっきり分からないようです。

『007/スペクター』は3月20日にイギリスで開催された Empire Awards でスリラー賞と英国映画賞をダブル受賞。授賞式に参加したメンデス監督は、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役を続投するのか尋ねられたようです。

クレイグのボンド役引退の噂は『007/スペクター』を撮り終えた直後に始まりましたが、監督も、ダニエルはボンドをもう辞めるつもりなのか、と感じたのだそう。しかし、それはダニエルが決めることで、続けるのならやる気を完全に出さないといけない。休暇を取ったり、他の役にチャレンジすることも必要だし、その後で彼がどう答えを出すのか見守りたい、と語ったようです。

また Empire は、『007/スペクター』でオーベルハウザーを演じたクリストフ・ヴァルツが合計3作の007映画出演契約を結んでいる可能性も伝えています。

『007/スペクター』のサム・メンデス監督 メキシコシティの撮影を語る

『007/スペクター』のサム・メンデス監督が2015年11月30日、BAFTA主催のトーク・イベントに参加し、『007/スペクター』の撮影について語りました。

『007/スカイフォール』で007シリーズに初参加。アクション作品を手がけた経験のないトーマス・ニューマンやロジャー・ディーキンスを起用し、プロデューサーやスタジオ側を不安がらせてしまったというサム・メンデス監督。

最新作『007/スペクター』プレタイトル・シークエンスの舞台メキシコシティでの撮影は2,500人ものエキストラやスタッフが一斉に動く大掛かりなもので、これには監督のみならず、007シリーズに40年間参加しているスタッフも興奮したそうです。また、撮影でメキシコシティ上空を飛び回る2機のヘリコプターからの騒音に耐えつつ、オーストリアにいるセカンド・ユニットのアレキサンダー・ウィットと雪山チェイスの問題をiPadで映像を確認しながら話し合い、その間メキシコの他の地域では別のヘリを撮影、イギリスではパインウッド・スタジオで3つのセットが建設されていた・・・ということもあったらしく、同時に活動する5、6のユニットを束ねるのは大変な役目だった様子です。

なお、ワン・ショットのように見える冒頭の長回し映像については、ホテルの位置が実際と異なっており、部屋の映像もパインウッド・スタジオで撮影したらしく、実際には複数のカットを繋げたものだそうです。

『007/スペクター』後のプロジェクトは特に決まっていないようで、聴衆からの質問に対し、長い休暇を取ることだと答えています。

サム・メンデス監督 『007/スペクター』オープニング撮影を語る

アメリカ撮影監督協会(2015年10月30日付)が『007/スペクター』のサム・メンデス監督とのインタビューを掲載しています。

メンデス監督が『007/スペクター』の撮影監督にホイテ・ヴァン・ホイテマを指名するきっかけになったのは、『ぼくのエリ 200歳の少女』、『裏切りのサーカス』を観た後、『her/世界でひとつの彼女』のデジタルを使った美しさに惚れ込んだ為なのだそう。クリストファー・ノーランやスパイク・ジョーンズからも直接良い評価が聞けたので、ホイテマに決めたようです。

『007/スペクター』オープニングは、メキシコシティの街頭からボンドがホテルの部屋に入るまでノーカットですが、この理由については、イベントがリアル・タイムで起きていることを示し観客を映画の中に引き込む為で、直後のボンドに災難が起きることを仄めかしていると説明。当初はオープニングの10分間をノーカットで続けようと計画していたそうですが、さすがにそれは独善すぎると感じて止めたとのこと。

メンデス監督はフィルム、デジタルのどちらも特色がありそれぞれ好きだとのことですが、『007/スペクター』でフィルムの良さを再認識したらしく、今後もフィルムを使いたいと発言。デジタルも場合によって時折使っていくと語りました。

また、自身が影響を受け手本とする007映画として、『007/ドクター・ノオ』 、『007/ロシアより愛をこめて』 、『007/ゴールドフィンガー』の初期3作とロジャー・ムーアの『007/死ぬのは奴らだ』を挙げました。『007/ダイ・アナザー・デイ』の透明車はやりすぎだったとして批判しています。