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『Bond 25』脚本修正にスコット・Z・バーンズ 撮影開始が延期か

The Playlist(2019年2月16日付)は、映画007シリーズ次回作『Bond 25』の脚本に纏わる興味深い話を伝えています。

先日、『Bond 25』公開日は2020年2月から同年4月へ変更と公式発表されましたが、実は撮影開始日も当初予定の2019年3月4日から4月に延期となるそうです。この背景には脚本の問題がある模様。

『Bond 25』脚本に関わった人物としてこれまで伝えられているのは、ジョン・ローガン、ニール・パーヴィス&ロバート・ウェイド、ダニー・ボイルとジョン・ホッジ、キャリー・ジョージ・フクナガ、ポール・ハギス。

ローガンは2012年の時点で2部作構想の『Bond 24』と『Bond 25』の脚本作成に入っていることをMGM会長が明かしていました。しかし2部作構想は破棄され、ローガンも離脱。仕切り直しでニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドが参加。この時点で監督は未就任でしたがボイルに決定すると、ジョン・ホッジへバトンタッチ。ボイルとホッジが降板すると、パーヴィス&ウェイドが呼び戻され、その後に脚本家としても知られるフクナガが新監督に就任し修正に参加していたようです。

ボイル降板後に加わったとされるハギスのリライトについてThe Playlistは、使われた形跡は見られないとしています。

また同サイトは、最新版脚本のエンディングを聞かされたのだそう。この内容をふまえると、ダニー・ボイル監督がボンドを死なせようとし、ダニエル・クレイグと衝突したとされる噂にはある程度の信憑性がある、としています。

なお、最初にボンドの生死をめぐるトラブルを報じたThe Sunの記事では、ボンドを殺そうとしているのがクレイグで、ボイルがこれに反対したことになっていました。いずれにしても、ボンドの最期を何らかの形で描くエンディングが、フクナガ監督就任後も残っていたことになります。

最終的に、脚本修正に呼ぼれたのは、スコット・Z・バーンズ。『ボーン・アルティメイタム』や、複数のスティーヴン・ソダーバーグ監督作品などを担当し、監督やプロデューサーとしても活躍しています。ハリウッドでトラブルが生じた際、真っ先に救援を頼み込む相手がバーンズとのことで、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『オーシャンズ12』などもリライトしたそうです。

イオン・プロ側は、過去作でもスコット・Z・バーンズを口説いていたそうですが、スケジュールが合わなかったとのこと。『Bond 25』でも数ヶ月に渡ってバーンズと交渉していたようで、サンダンス映画祭が終わり彼のスケジュールが空いた最近になってようやく参加が決まった模様。バーンズは現在ロンドンに滞在、少なくとも4週間をかけて『Bond 25』の脚本修正に取り掛かる、とのことです。


2/17追記:スコット・Z・バーンズは全面的な見直しを任されている模様で、これまでのバージョンとはかなり異なる脚本に仕上がる可能性があるようです。

ポール・ハギスが『Bond 25』脚本に参加?

Geeks WorldWide(2019年1月1日付)は、ポール・ハギスが映画007シリーズ次回作『Bond 25』の脚本を提出した、と伝えています。

ハギスが2018年11月22日付で提出したとされる脚本は、ニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドのバージョンに手を加えたもので、中途を示す表示があるのだそう。同サイトは、ハギスはキャリー・ジョージ・フクナガ監督の就任以前に呼ばれたのだろうと推測。フクナガ監督が完成に向けて動いている脚本は、このハギスのバージョンではないかとも指摘しています。

しかし2018年頭、ハギスは複数の女性から性的被害の告発を受けていることが報道され、現在もこの問題は終結していない模様。ハギス側はサイエントロジーの陰謀である可能性を示唆し疑惑を否定しているものの、映画界における女性進出のサポートに尽力しているイオン・プロダクションのプロデューサーが極めて重大な犯罪の嫌疑がかかっている渦中の人物に脚本修正の依頼を出したとは、俄かには信じ難い話です。

ポール・ハギスはニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドと共に、『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)と『007/慰めの報酬』(2008)の脚本を担当。その後は007シリーズから離れましたが、シリーズへの復帰の意欲は示していました。

そもそも『Bond 25』(2020年公開予定)には、『007/スペクター』(2015)との2部作構想で連続制作する計画があり、2012年にはジョン・ローガンが『Bond 25』の脚本執筆を開始。その後、ダニエル・クレイグやサム・メンデス監督の反対で連続制作のプランは没になり、ローガンは『Bond 25』から離脱。

2017年には仕切り直しでパーヴィス&ウェイドの2人が脚本を書いていたようですが、2018年にダニー・ボイルが監督に就任するとジョン・ホッジが脚本を担当。ホッジはボイル監督の案を発展させ撮影準備も進んでいましたが、数ヶ月でボイル&ホッジは降板。結局、パーヴィス&ウェイドのコンビが呼び戻され作業を再開していたようです。

ダニー・ボイル監督『Bond 25』降板の理由に脚本家交代要求

Daily Mail Online(2018年8月30日付)は、ダニー・ボイル監督が007シリーズ次回作『Bond 25』から降板した理由を伝えています。

記事によると、ダニエル・クレイグとプロデューサーが脚本家ジョン・ホッジの交代を求めてきたことが理由で、ボイル監督は辞任したそうです。

ジョン・ホッジは、『トレインスポッティング』『普通じゃない』『ザ・ビーチ』など、長編映画6本でダニー・ボイル監督とタッグを組んでおり、ボイル監督の盟友とも呼べる存在。

『Bond 25』ではボイルが監督就任の条件として、ホッジ脚本の採用を挙げていました。そのホッジを降ろそうとする動きに、ボイル監督は強く抵抗した模様です。このことからは、クレイグやプロデューサーが、脚本内容に不満を抱いていたことが伺えます。

また、新監督探しにはまだ時間が必要らしく、この件はダニエル・クレイグが主導するとのこと。

スタジオの複数のサウンド・ステージは現在もブッキングされた状態とのことで、制作側は、当初のスケジュールで撮影開始することを、現時点で諦めていない様子。

記事の執筆者は、内部関係者との繋がりを持つと見られ、これまで007映画に関し信頼度の極めて高い情報を度々発信してきたBaz Bamigboye氏です。

『Bond 25』監督はダニー・ボイルに決定 配給会社はMGMとユニバーサルで2019年10月25日英国公開へ

Deadline(2018年5月24日付)によると、映画007シリーズ次回作『Bond 25』の監督がダニー・ボイルに決定しました。

脚本は、ボイルのアイディアに基づき、ジョン・ホッジが担当。当初の発表通り、主人公ジェームズ・ボンドはダニエル・クレイグが演じます。

配給会社は北米がMGM。ただし実際の業務は同社と提携を結んだアンナプルナ・ピクチャーズに委託します。海外市場はダニエル・クレイグの過去4作品はソニー・ピクチャーズが北米も含めて配給し本作でも契約の更新を希望していましたが、ユニバーサル・ピクチャーズに決定。

ユニバーサルが007映画の配給を手がけるのはこれが初となります。なお、『Bond 25』以降の配給契約については不明です。また、ユニバーサルはフォックスに代わり、ホーム・エンターテイメントも担当する模様です。デジタル配信とワールドワイドの放映権はMGMが握るようです。

今後のスケジュールは、2018年12月3日に主要撮影開始。撮影所はイギリスのパインウッド・スタジオ。英国公開日は2019年10月25日、北米が11月8日となっています。


5/25追記
映画007シリーズ公式サイトも5月25日、先にDeadlineが報じていた情報(ダニー・ボイルの監督就任、ジョン・ホッジ脚本、MGMとユニバーサル配給、2019年10月25日英国公開等)を正式発表しました。

ダニー・ボイル 『Bond 25』は注目度倍増

The Hollywood Reporter(2018年3月16日付)は、007シリーズ次回作『Bond 25』に取り掛かっているダニー・ボイル監督へインタビュー(3月15日実施)した際の記事を掲載しています。

ボイルがこれまで手がけてきた作品では、誰も制作過程に興味を持たなかったそうです。しかし、007映画は大掛かりなシリーズのため注目を集めており、しかも『Bond 25』はダニエル・クレイグの最終作品となることから、興味の度合いは倍増しているとボイルはコメント。自分の監督する『Bond 25』がもし実現するならば、皆を失望させたくない、と語ったようです。

ダニー・ボイル監督は Metro US(3月14日付)とのインタビューで、『Bond 25』の作業中であることを認めました。その際は明言しなかったようですが、現時点でボイルは本契約を結んでおらず暫定監督として取り組んでいる可能性があります。これまでの報道を鑑みると、ジョン・ホッジ執筆の脚本が万一プロデューサーやダニエル・クレイグによる承認を得られなかった場合、ボイルは既に完成済みとされるニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドの脚本を利用することなく、自らの意志で『Bond 25』降板の道を選ぶものと思われます。

ダニー・ボイル 007次回作『Bond 25』監督を認める

Metro US(2018年3月14日付)によると、ダニー・ボイルは、自身が007シリーズ次回作『Bond 25』を監督すると認めたようです。

同サイトは3月14日、米ドラマ・シリーズ『Trust』の上映イベントに参加したダニー・ボイルにインタビュー。ボイルはリチャード・カーティス脚本の映画(仮題『All You Need Is Love』)を6、7週間後にはクランクインさせたいと語りました。そして、『Bond 25』は2018年末の撮影開始予定だとし、現在は両作に同時進行で取り掛かっている最中なのだそうです。

また、ダニー・ボイルは、ジョン・ホッジが『Bond 25』の脚本を執筆中であることも認め、ボイルとホッジは以前から温めていたアイディアを展開しているところのようです。


3/15 追記
ダニー・ボイルは、「全ては脚本の出来にかかっている」との意味深なコメントも残したようです。これまでに報じられている通り、ホッジの脚本がプロデューサーから承認されなければ、監督を降りる可能性があるのかもしれません。


3/16 追記
Variety(3月15日付)も、ダニー・ボイルが『Bond 25』脚本をホッジと共同作業中であることを当人から確認したようです。なお、ボイルは、撮影時期と場所の詳細はまだ分からないと答えた模様です。