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『Bond 25』脚本家フィービー・ウォーラー=ブリッジは台詞修正に注力か

Deadline(2019年5月31日付)は、007最新作『Bond 25』脚本家フィービー・ウォーラー=ブリッジとのインタビューを掲載しています。

フィービーは、映画007シリーズは女性を適切に描いているか問われていると前置きしながら、ジェームズ・ボンドは間違いなく時流に乗っており、キャラクターを変える必要はない、とコメント。問題は映画が女性を正しく扱うかどうかだとしました。

また、ダニエル・クレイグの演じるボンドの台詞を書けるのはエキサイティングな経験だったそうですが、脚本は彼女が加わった時点で既にあり、自分が脚本を書いたと主張するのは適切ではないだろうと語りました。フィービーは台詞修正を主な仕事としていたことが伺えます。

ラッシャーナ・リンチ、レア・セドゥ、アナ・デ・アルマスらボンド・ガールについては、リアルなキャラクターとして書いたそうで、それにはフィービーの女優としての経験が活かされたようです。

『Bond 25』は新しいストーリーでQネコが登場

シネマトゥデイ(2019年5月12日付)は、映画007シリーズ最新第25作『Bond 25』のプロデューサーとのインタビューを掲載しています。

インタビューはジャマイカで制作発表の行われた4月25日に電話で実施されたとのこと。

この中でバーバラ・ブロッコリは、ベン・ウィショーの演じるQについて、ジェームズ・ボンドとの絡みがたくさんあり、Qのネコも登場すると語ったそうです。

ウィショーはこれまで『Bond 25』にネコが登場する可能性を仄めかしていましたが、プロデューサーがこれを認めた形になります。

『Bond 25』はダニエル・クレイグにとって最後の007映画になるとされていますが、ブロッコリは同作をクレイグ=ボンドの完結編として作っている訳ではないそうで、独立した新しいストーリーが展開されるようです。

脚本リライトの人選に関して、スコット・Z・バーンズはキャリー・フクナガ監督、フィービー・ウォーラー=ブリッジはプロデューサーの要望だったとのことです。

また、プロデューサーのマイケル・G・ウィルソンは脚本修正が現状で続いていることを認めましたが、ストーリーにはひねりと驚きがあるとのことで、内容には自信をもっているようです。

フィービー・ウォーラー=ブリッジ 『Bond 25』脚本は今も「作業中」

Daily Mail Online(2019年5月10日付)は、007シリーズ最新作『Bond 25』脚本家フィービー・ウォーラー=ブリッジのインタビュー記事を掲載しています。

『Bond 25』脚本家に就任したことについて、歴史があり多くの観客を抱える映画の一部に加われたのは素晴らしい事と語り、興奮を隠せない様子のフィービー。

「脚本はあるけれど我々は作業を続けていて、みんながアイディアを出しながら一緒にキャラクターを作っている」とも話しており、フィービーは現在も『Bond 25』脚本の修正作業中であることを認めたようです。また、明言していませんが、この「我々」にはキャリー・フクナガ監督とダニエル・クレイグが含まれるものと思われます。

フィービーは、ジェームズ・ボンドが白でも黒でもない「グレー」な存在で気に入っているとし、ボンドは残酷な行動をとるが、それには正当な理由があると指摘。続けて、今は愛国主義が問われており、ボンドの行動全てが意義のあるものなのか、人を殺す必要性はあるのか…… こういった問い掛けは時流に沿っている、とも語ったようです。

『Bond 25』の果てしなく続く脚本修正

Daily Mail Online(2019年5月10日付)によると、映画007シリーズ最新作『Bond 25』の脚本修正作業には撮影が進行している今も出口が見えてこないようです。

『Bond 25』は、ダニー・ボイル監督と彼の盟友である脚本家ジョン・ホッジが降板した後、ニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドが脚本家として返り咲き、キャリー・フクナガ監督も執筆に加わりました。

その後、フクナガ監督はリライトをスコット・Z・バーンズに頼みますが、その出来に満足できなかった為、クレイグはフィービー・ウォーラー=ブリッジを起用したそうです。

そして現在は、フィービー、フクナガ監督、ダニエル・クレイグの3人が加わりエンドレスに脚本修正を続けているのだとか。

制作関係者はフィービーがリライトのリライトを書いていると表現。筋書きはあっても台詞は突然修正されるらしく、恐らく編集室でつじつまを合わせるのだろうとコメント。一般的な映画では見られることでも、007映画は本来もっとまとまりがあったと嘆いているようです。

なお、ラミ・マレック、レイフ・ファインズ、ベン・ウィショーらはジャマイカの撮影には参加しない模様で、今後はヨーロッパでダニエル・クレイグに合流するとのことです。

記事の執筆者は、007映画情報に関するスクープでは信頼と実績があるBaz Bamigboye氏です。


5/11追記
同紙は、ダニー・ボイル監督が007を死なせる提案をして降板したと断定的に伝えています。

フィービー・ウォーラー=ブリッジ 『Bond 25』のボンド・ガールはリアルに

BBC(2019年5月9日付)によると、脚本家フィービー・ウォーラー=ブリッジは『Bond 25』のキャラクターをリアルに描いたそうです。

フィービーはThe Hollywood ReporterのポッドキャストAwards Chatter(最新エピソード)に登場。『Bond 25』への参加は、非常にエキサイティングで楽しめた、と語ったそうです。

『Bond 25』で女性をどう描いたか問われると、直接的な返答は避けたものの、リアルに感じてもらえるよう描いたとし、クレイグ=ボンド作品で登場してきたボンド・ガールを引き合いに出しました。

007シリーズに脚本家採用された女性としては、シリーズ第1作『007/ドクター・ノオ』などのジョアンナ・ハーウッドや第19作『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』のダナ・スティーヴンスなどが知られています。特にダナは女性キャラクターの台詞と描写を中心に担当。『Bond 25』のフィービーも同様の作業を任されたものと思われます。

なお、脚本家としてこれまでにクレジットされた女性は、ジョアンナのみ。ダナはクレジットを強く求めなかった模様でその名は映画に残りませんでしたが、フィービーは『Bond 25』脚本担当として公式発表されています。

『Bond 25』主要撮影開始は2019年4月末

Variety(2019年4月17日付)によると、映画007シリーズ第25作『Bond 25』の主要撮影は4月末に始まるようです。

同サイトも、The Observerが先に伝えていたフィービー・ウォーラー=ブリッジによる脚本修正の情報を独自に掴んだとのこと。この情報筋は、『Bond 25』の主要撮影が4月末に開始するとも伝えたそうです。

なお、ノルウェーでは3月末から数日間、限定的に先行撮影を行なっていました。

ダニー・ボイル版『Bond 25』はユーモアが強すぎた?

The Playlist(2019年4月14日付)によると、降板したダニー・ボイル監督の『Bond 25』脚本は、ユーモア色が濃い内容だったそうです。

ダニエル・クレイグやプロデューサーらは、ダニー・ボイル&ジョン・ホッジ版の脚本を「ユーモラス過ぎる」と判断。特にクレイグは、007映画が『キングスマン』化したと評価されることを恐れたとのこと。

同サイトは、フィービー・ウォーラー=ブリッジが脚本リライトに起用された理由はユーモアを加えるためと報じられていることを皮肉だと指摘しつつ、フィービーが脚本を書いたスパイ・スリラー且つブラック・コメディの『キリング・イヴ/Killing Eve』が示したスタイルこそ、クレイグの求めていたものではないかと記しています。

The Playlistはキャリー・フクナガ監督参加後の『Bond 25』脚本内容にある程度アクセスできた模様で、以前の記事ではそのエンディングについても触れており、スコット・Z・バーンズがリライトに参加したことを他メディアに先駆けて報道していました。

『Bond 25』に女007が登場か

Daily Mail Online(2019年4月13日付)によると、映画007シリーズ最新第25作『Bond 25』に女性の007が登場するかもしれません。

前作『007/スペクター』のエンディングでは、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)のMI6退職が示唆され、マドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)との新たな人生に踏み出す様子が描かれていました。

同サイトが得た情報では『Bond 25』の脚本は未完成で流動的とのことですが、検討されている筋書きの一つに、007のナンバーを得た新しい女性エージェントが登場。この新007が任務を遂行する中、ジャマイカで引退生活を過ごしているボンドが復帰を余儀なくされるそうです。

ジャマイカでの撮影は数週間後に開始されるとのこと。

なお、原作者イアン・フレミングは諜報活動を引退後、「ゴールデンアイ」と名付けたジャマイカの別荘に滞在。この地で007小説を執筆しています。

この脚本に関わったとされるのが、フィービー・ウォーラー=ブリッジ。監督も手掛ける英国女優で、BBCのシリーズ『Fleabag フリーバッグ』と、女性MI5部員が主人公のテレビシリーズ『キリング・イヴ/Killing Eve』ではそれぞれ脚本を担当しています。

フィービーは今年初めにニューヨークへ飛びダニエル・クレイグと面談。その後に『Bond 25』脚本への参加が決まったとのこと。関係者は、MeToo時代を反映するモダンな007映画になりそうだ、とコメントしているそうです。

これまで「007」=「ジェームズ・ボンド」とされてきた映画007シリーズでは、ボンド以外のキャラクターが007のナンバーを背負ったことはありません。この話が実現すれば『Bond 25』は極めて画期的な作品になります。


4/15追記
The Observer(4月14日付)も複数の情報筋からの話として同様記事を掲載。ダニエル・クレイグがフィービー・ウォーラー=ブリッジをリライトに起用したのは、『Bond 25』脚本にフィービーが得意とするユーモアやオフビートなスタイルを加えて磨き上げる為だったと伝えています。

『Bond 25』脚本修正にスコット・Z・バーンズ 撮影開始が延期か

The Playlist(2019年2月16日付)は、映画007シリーズ次回作『Bond 25』の脚本に纏わる興味深い話を伝えています。

先日、『Bond 25』公開日は2020年2月から同年4月へ変更と公式発表されましたが、実は撮影開始日も当初予定の2019年3月4日から4月に延期となるそうです。この背景には脚本の問題がある模様。

『Bond 25』脚本に関わった人物としてこれまで伝えられているのは、ジョン・ローガン、ニール・パーヴィス&ロバート・ウェイド、ダニー・ボイルとジョン・ホッジ、キャリー・ジョージ・フクナガ、ポール・ハギス。

ローガンは2012年の時点で2部作構想の『Bond 24』と『Bond 25』の脚本作成に入っていることをMGM会長が明かしていました。しかし2部作構想は破棄され、ローガンも離脱。仕切り直しでニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドが参加。この時点で監督は未就任でしたがボイルに決定すると、ジョン・ホッジへバトンタッチ。ボイルとホッジが降板すると、パーヴィス&ウェイドが呼び戻され、その後に脚本家としても知られるフクナガが新監督に就任し修正に参加していたようです。

ボイル降板後に加わったとされるハギスのリライトについてThe Playlistは、使われた形跡は見られないとしています。

また同サイトは、最新版脚本のエンディングを聞かされたのだそう。この内容をふまえると、ダニー・ボイル監督がボンドを死なせようとし、ダニエル・クレイグと衝突したとされる噂にはある程度の信憑性がある、としています。

なお、最初にボンドの生死をめぐるトラブルを報じたThe Sunの記事では、ボンドを殺そうとしているのがクレイグで、ボイルがこれに反対したことになっていました。いずれにしても、ボンドの最期を何らかの形で描くエンディングが、フクナガ監督就任後も残っていたことになります。

最終的に、脚本修正に呼ぼれたのは、スコット・Z・バーンズ。『ボーン・アルティメイタム』や、複数のスティーヴン・ソダーバーグ監督作品などを担当し、監督やプロデューサーとしても活躍しています。ハリウッドでトラブルが生じた際、真っ先に救援を頼み込む相手がバーンズとのことで、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『オーシャンズ12』などもリライトしたそうです。

イオン・プロ側は、過去作でもスコット・Z・バーンズを口説いていたそうですが、スケジュールが合わなかったとのこと。『Bond 25』でも数ヶ月に渡ってバーンズと交渉していたようで、サンダンス映画祭が終わり彼のスケジュールが空いた最近になってようやく参加が決まった模様。バーンズは現在ロンドンに滞在、少なくとも4週間をかけて『Bond 25』の脚本修正に取り掛かる、とのことです。


2/17追記:スコット・Z・バーンズは全面的な見直しを任されている模様で、これまでのバージョンとはかなり異なる脚本に仕上がる可能性があるようです。

ポール・ハギスが『Bond 25』脚本に参加?

Geeks WorldWide(2019年1月1日付)は、ポール・ハギスが映画007シリーズ次回作『Bond 25』の脚本を提出した、と伝えています。

ハギスが2018年11月22日付で提出したとされる脚本は、ニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドのバージョンに手を加えたもので、中途を示す表示があるのだそう。同サイトは、ハギスはキャリー・ジョージ・フクナガ監督の就任以前に呼ばれたのだろうと推測。フクナガ監督が完成に向けて動いている脚本は、このハギスのバージョンではないかとも指摘しています。

しかし2018年頭、ハギスは複数の女性から性的被害の告発を受けていることが報道され、現在もこの問題は終結していない模様。ハギス側はサイエントロジーの陰謀である可能性を示唆し疑惑を否定しているものの、映画界における女性進出のサポートに尽力しているイオン・プロダクションのプロデューサーが極めて重大な犯罪の嫌疑がかかっている渦中の人物に脚本修正の依頼を出したとは、俄かには信じ難い話です。

ポール・ハギスはニール・パーヴィス&ロバート・ウェイドと共に、『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)と『007/慰めの報酬』(2008)の脚本を担当。その後は007シリーズから離れましたが、シリーズへの復帰の意欲は示していました。

そもそも『Bond 25』(2020年公開予定)には、『007/スペクター』(2015)との2部作構想で連続制作する計画があり、2012年にはジョン・ローガンが『Bond 25』の脚本執筆を開始。その後、ダニエル・クレイグやサム・メンデス監督の反対で連続制作のプランは没になり、ローガンは『Bond 25』から離脱。

2017年には仕切り直しでパーヴィス&ウェイドの2人が脚本を書いていたようですが、2018年にダニー・ボイルが監督に就任するとジョン・ホッジが脚本を担当。ホッジはボイル監督の案を発展させ撮影準備も進んでいましたが、数ヶ月でボイル&ホッジは降板。結局、パーヴィス&ウェイドのコンビが呼び戻され作業を再開していたようです。