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テリー・ローリングスさん死去 『007/ゴールデンアイ』編集担当

The Hollywood Reporter(2019年4月23日付)によると、映画『007/ゴールデンアイ』の編集を担当したテリー・ローリングスさんが4月23日、イギリスの自宅で亡くなりました。85歳もしくは86歳だったとのことです。

テリー・ローリングスさんは1933年ロンドン生まれ。編集を手がけた作品には、007映画の他に『エイリアン』『炎のランナー』『ブレードランナー』『愛のイエントル』など。他に、ロジャー・ムーア&マイケル・ケイン共演の『ダブルチェイス 俺たちは007じゃない』、ショーン・コネリー主演『エントラップメント』も担当しました。

デヴィッド・ピッカーさん死去 ユナイト元社長

The Hollywood Reporter(2019年4月21日付)によると、ユナイテッド・アーチスツで社長を務めたデヴィッド・ピッカーさんが4月20日、ニューヨークの自宅で亡くなりました。87歳でした。

ピッカーさんは1931年ニューヨーク生まれ。1956年、ユナイトに入社し宣伝部門に配属。1962年、製作部門トップに。1969年には38歳の若さでユナイト社長に就任し、1972年に同社を去りました。

イアン・フレミングの原作ファンだったピッカーさんは、早くから007の映画化権取得に動いていたそうですが、タイミングが合わず結局はハリー・サルツマンが得ることに。

その後、パートナーとなる007映画製作・配給会社を求めていたサルツマンとカビー・ブロッコリがピッカーさんの在籍するユナイトを訪問。映画化の話を持ちかけられたユナイトの会長が、信頼するピッカーさんの意見を聞き入れた結果、ユナイト出資が決定しました。

1962年製作のシリーズ第1作『007/ドクター・ノオ』では、北米出身のプロデューサー・コンビは一時期アメリカ人を監督候補に交渉していたようですが、デヴィッド・ピッカーさんは映画の内容から判断しイギリス人監督を希望。

第7作『007/ダイヤモンドは永遠に』(1971)では、ブロッコリが新ジェームズ・ボンドにシリーズ初となるアメリカ人俳優ジョン・ギャヴィンと契約。しかしピッカー社長は反対し、降板済みだったショーン・コネリーが呼び戻されることになりました。

ナジャ・レジンさん死去 007映画2作でショーン・コネリーと共演

映画007シリーズ公式サイト(2019年4月8日付)によると、女優のナジャ・レジンさんが亡くなりました。87歳でした。

BBC(同日付)によると、ナジャ・レジンさんはセルビアのベオグラード生まれ。故郷やドイツで俳優として活動した後、1950年代にイギリスへ移住。007シリーズ第2作『007/ロシアより愛をこめて』(1963)ではケリム・ベイの恋人役を、続く『007/ゴールドフィンガー』(1964)のプレタイトル・シークエンスには、ショーン・コネリーの演じるジェームズ・ボンドにハニートラップを仕掛けるダンサーのボニータ役で出演しました。

タニア・マレットさん死去 『007/ゴールドフィンガー』に出演

映画007シリーズ公式サイト(2019年3月31日付)によると、『007/ゴールドフィンガー』(1964)に出演したタニア・マレットさんが亡くなりました。77歳でした。

The Hollywood Reporter(同日付)によると、タニア・マレットさんは1941年イギリス・ブラックプール生まれ。16歳でモデルに。プロデューサーのカビー・ブロッコリが彼女の水着写真に目を留め、『007/ゴールドフィンガー』のティリー・マスターソン役に抜擢したようです。

女優としてタニア・マレットさんの名前がクレジットされた唯一の作品がこの『007/ゴールドフィンガー』。俳優よりもモデル業が気に入っていたとのことです。

また、当初は『007/ロシアより愛をこめて』(1963)のタチアナ・ロマノヴァ役のオーディションも受けていたそうです。

シェーン・リマーさん死去 007映画3作に出演

The Guardian(2019年3月29日付)によると、俳優のシェーン・リマーさんが3月29日、自宅で亡くなりました。89歳でした。

シェーン・リマーさんは1929年、カナダ・トロント生まれ。1950年代にイギリスへ移住。1964年から1966年の間、テレビシリーズ『サンダーバード』で声優として活躍。

100作以上の映画に出演し、007シリーズ計3作にも登場。『007は二度死ぬ』(1967)、『007/ダイヤモンドは永遠に』(1971)では目立たない役柄でしたが、『007/私を愛したスパイ』(1977)では米原子力潜水艦のカーター艦長役を演じました。2017年のインタビューでリマーさんは、自身のキャリアで最も気に入っている仕事として、この007シリーズへの出演を挙げたそうです。

スコット・ウォーカーさん死去 『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』サントラ曲歌手

BBC(2019年3月25日付)によると、歌手のスコット・ウォーカーさんが亡くなりました。76歳でした。

ウォーカーさんは、007シリーズ第19作『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』サントラに収録されている、デヴィッド・アーノルド作曲、ドン・ブラック作詞による『Only Myself To Blame』(オンリー・マイセルフ・トゥ・ブレイム)を歌いました。

当初は同曲がエンディング曲になる予定でしたが、エンドロールへあてたところ、気が沈む内容の歌詞が映画本編とマッチせず、監督らの判断で最終的にアーノルドがアレンジした『ジェームズ・ボンドのテーマ』に差し替えられています。

なお、日本の劇場版のエンディングは、前述の『ジェームズ・ボンドのテーマ』をLUNA SEAの『Sweetest Coma Again』に差し替えて公開。映画007シリーズにおいて、テーマ曲に日本独自版を使用したのは、全24作中この作品のみです。

アルバート・フィニーさん死去 『007/スカイフォール』のキンケイド役

The Guardian(2019年2月8日付)によると、英国俳優のアルバート・フィニーさんが2月7日、ロンドン近郊の病院で亡くなりました。82歳でした。

アルバート・フィニーさんは1936年イギリス生まれ。王立演劇学校で演技を学び、舞台や映画界で活躍。映画『トム・ジョーンズの華麗な冒険』(1963)ではタイトル・ロールを演じ、アカデミー賞の初ノミネートを受けました。ショーン・コネリーと共演した『オリエント急行殺人事件』(1974)でも主役のポアロを演じ、同賞にノミネート。

007シリーズ第23作『007/スカイフォール』(2012)には、ジェームズ・ボンドの実家「スカイフォール」管理人のキンケイド役で出演。ボンドのプライバシーをほとんど描かない映画007シリーズにおいて、少年時代を知る身内のキャラクターが登場したのは、本作が初めてとなりました。

同作で共演したダニエル・クレイグは「深い悲しみに包まれています。世界は偉大な人物を失いました」と哀悼の意を表しています。

なお、イオンのプロデューサー、ハリー・サルツマンは、フィニーさんを初代ボンドに検討したことがあったようです。

ミシェル・ルグランさん死去 『ネバーセイ・ネバーアゲイン』の音楽担当

BBC(2019年1月26日付)によると、フランスの音楽家ミシェル・ルグランさんがパリで亡くなりました。86歳でした。

ルグランさんは50年以上に渡る音楽活動で、『シェルブールの雨傘』(1964)など、200作以上の映画・テレビのスコア/ソングを作曲。

ルグランさんが作曲した、映画『華麗なる賭け』(1968)の主題歌『風のささやき』はアカデミー歌曲賞を受賞。この曲は、5代目ボンド俳優のピアース・ブロスナンが主演した同作のリメイク『トーマス・クラウン・アフェアー』(1999)でも再び使用されました。

その後、『おもいでの夏』(1971)、『愛のイエントル』(1983)ではアカデミー作曲賞を受賞。

1983年公開のショーン・コネリー主演007映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』の音楽も担当し、ラニ・ホールの歌う同名主題歌を作曲。フランス語の同作挿入歌『愛のシャンソン』(『Une Chanson D’Amour』)は、ルグランさんが700人に及ぶ候補者の中から選んだというソフィー・デラが90人編成のオーケストラをバックに、文字通り愛を高らかに歌い上げる傑作となりました。

また同作のスコアも、映画の舞台となったバハマやコート・ダジュールなどの洗練されたリゾート地にマッチするジャズ・テイストに溢れた名曲揃い。モンテカルロのタンゴ・シーンで流れる『殺しのタンゴ』(『Tango To The Death』)も印象深い曲でした。

リッキー・ジェイさん死去 『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』に出演

Variety(2018年11月24日付)によると、アメリカのマジシャンで俳優としても活躍したリッキー・ジェイさんが11月24日、病気のためロサンゼルスで亡くなりました。72歳でした。

リッキー・ジェイさんは1997年公開の映画『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』に出演、テロリストのヘンリー・グプタを演じました。マジックの知識と経験を活かし、『プレステージ』(2006)、『幻影師アイゼンハイム』(2006)、『オーシャンズ13』(2007)などの映画では、スタッフとしても協力したそうです。

ユーニス・ゲイソンさん死去 007シリーズ初登場のボンド・ガール

BBC(2018年6月9日付)によると、英国女優のユーニス・ゲイソンさんが6月8日、亡くなりました。90歳でした。

ゲイソンさんは映画007シリーズ第1作『007/ドクター・ノオ』(1962)のシルヴィア・トレンチ役。ショーン・コネリーの演じるジェームズ・ボンドがその姿を初披露し「ボンド、ジェームズ・ボンド」と自己紹介するカジノ・シーンで登場。これは、恋仲となるボンド・ガールがスクリーンに初めて姿を見せた場面ともなりました。ゲイソンさんは続く第2作『007/ロシアより愛をこめて』(1963)でも同じ役柄でコネリーと共演しています。